喪服の洗濯は、自宅で自分でできるって知ってました?
喪服の素材がポリエステルなら、洗濯表示ラベルの手洗い洗濯記号に「×」がついていても大丈夫!
自分で洗えば、高いクリーニング代が節約できますよ。
用意するのは、エマールやハミングなどのおしゃれ着用中性洗剤です。
これに柔軟剤が加われば、さらにいい感じに仕上がります。
では、やってみましょう!
喪服を洗濯機で洗う方法を丁寧に教えます
喪服のクリーニング代って、普通のクリーニングより高いですよね。
ほんの2~3時間着ただけで、クリーニングに出すのはもったいない!
たいして汚れていないのだから、そのまましまってもいいのでは?
…そう思う気持ちは、よくわかります。
でも、何もしないで片付けてしまうのはNGです。
たとえ短い時間でも、喪服は皮脂や汗を吸い込んでいます。
それを落とさないまま長期保管すると、次に着る時にはカビだらけになっていることも…。
カビや虫食いを防ぐためにも、必ず洗ってからしまうようにしましょう。
素材がポリエステルなら、高いクリーニングに出さなくても自宅で洗うことができます。
それも、洗濯機で!
喪服を洗濯機で洗う超簡単な手順
まずは喪服を丁寧にたたんで、洗濯ネットに入れます。
余計なシワや型崩れを防ぐためです。
洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使います。
私のおすすめは「花王エマール」です。
縮みや色あせを防いで、優しい水流でも汚れをしっかり落とす優れものです。
柔軟剤があればシワ予防になるので、柔軟剤投入口へ入れておきましょう。
そして洗濯機のコースは、ドライコースか手洗いコースを選びます。
(メーカーや機種によって呼び方が違います。)
スイッチを入れて水が投入されたら、一度中を見てください。
タテ型の全自動洗濯機の場合、喪服がふわりと浮いたままになっていませんか?
そのままだと、一部がずっと浮いたまま洗濯されないことがあります。
それくらいゆっくりとした水流なのです。
もし浮いていたら、ちょっと手を入れて水に沈めてあげてくださいね。
あとは洗濯機におまかせです。
以上です!
めちゃくちゃ簡単ですよね(笑)
喪服を自分で洗濯するときに失敗しないコツとは?
喪服がポリエステル素材なら、自宅で洗濯するのは意外と簡単なんですよ。
色あせを防ぐために部屋干しをしても、ポリエステルなら早く乾きます。
シワにならないので、アイロンも不要。
普通の服なら、それでクローゼットにしまえばいいのですが…
喪服は、長期間保管することと、染料が湿気を吸いやすいという特徴があります。
ですから、このあと何日か部屋干しを続けてください。
もし梅雨や雨続きの場合には、室内でサーキュレーターを使うと早く乾きますよ。
私は部屋干しの時には必ずサーキュレーターを使っています。
サーキュレーターは洗濯物を乾かすだけではなく、部屋の換気やエアコンの節電にもなるので1台あると便利ですよ。
洗った喪服は、湿気をしっかり取ってから空気の乾いた晴れの日を選んで収納しましょう。
しまうタイミングはお天気次第なので、何日経ったらとは言えませんが、これは収納後にカビを生やさないためのコツです。
収納したら、防カビ効果のある虫よけ剤を添えるのをお忘れなく。
喪服についたカビの落とし方|自分で簡単に取るにはこの方法を試して!をチェックしてみてくださいね!久しぶりに喪服を出したらカビてた!というときの応急処置方法を紹介しています。
喪服がウール素材でも自宅で洗濯できる
ところで、あなたはアイロンがけは得意ですか?
私はどちらかというと苦手です。(いえ、かなり苦手です・笑)
「アイロンで服がピシッとなるのが快感!」
「難しい曲線のある服にアイロンをかけるのが好き」
というあなたなら、ウールの喪服の洗濯に挑戦してみませんか?
ウールは家で洗っちゃダメでしょう!?
と思ったあなた!
実は、ウール素材の洗濯方法がドライクリーニングに指定されているのは、実際に洗濯をして洗濯方法を検証したから…ではありません。
家庭で洗濯したら型崩れしそうだから。
色落ちして苦情が来たら困るから。
とりあえずクリーニング店に出してもらおう。
そうすればクリーニング店が何とかしてくれる。
…というだけで、家庭で洗えるものもあるんですね!
特に最近のウール素材は、家庭で洗濯できるものが増えてきました。
昔はウールを洗濯すると、信じられないほど小さく縮んで、着られなくなってしまうことがありました。
でも今のウールには、繊維に縮みにくい加工が施されています。
エマール等のおしゃれ着用中性洗剤を使って洗えば、ほとんど失敗はありません。
洗い方は、ポリエステルの喪服と全く同じです。
型崩れを防ぐためにネットに入れて、おしゃれ着用洗剤でドライコースか手洗いコースで洗うだけ。
ただ、ポリエステルと違うのは、ウール素材には丁寧なアイロンがけが必要ということです。
スーツは、円筒形の立体裁断で作られています。
これをきれいにアイロンがけするのは、ちょっとハードルが高め。
私にはムリですが、得意な方はチャレンジする価値ありです。
ウール素材の場合も、数日陰干ししてしっかり乾かしてから収納してくださいね。
まとめ
喪服を自宅で洗濯するのは、意外と簡単です。
特にポリエステル素材は乾きやすく、アイロンがけもいりません。
でも、ウールの喪服にはアイロンがけが必要なので、アイロンが得意な方だけチャレンジしてくださいね。
収納する時は、しっかり湿気を取ってから収納しましょう!
これで高いクリーニング代も少しは節約できますね!