スポンジケーキを作ろうとレシピを見たら、材料にコーンスターチがありました。
でも、家にはコーンスターチがありません。
なかには、コーンスターチを使っていないレシピもあります。
コーンスターチが、スポンジケーキに果たす役割はなんでしょう?
もし入れずに作ったらどうなるのでしょうか?
コーンスターチをケーキに使う効果とは?あるとないとは大違い!?
スポンジケーキを作るときにコーンスターチを入れると、生地がふんわりと膨らみ、軽い仕上がりになります。
もし入れないと、生地が重くなり、膨らみもなんだかもう一つ足りない感じです。
でも、コーンスターチを入れないレシピもありますよね。
実は、プロのパティシエはコーンスターチを使いません。
コーンスターチを使わずに、あんなにきめ細かいふわふわのスポンジができるのは、なぜなんでしょう?
卵の泡立て方や素早く均一に粉を混ぜる技のちがいは、もちろんあります。
そのほかに、プロがつくるスポンジケーキは材料がちがいます。
家庭でスポンジケーキを作る場合、大抵は、「フラワー」という薄力粉を使うと思います。
「フラワー」は、天ぷらの衣や、お好み焼きの生地、お菓子作りなど、家庭でのお料理全般に向いている、小麦タンパクの少ない粉です。
ですが、プロがスポンジケーキを作るときは、「フラワー」よりもさらに小麦タンパクの少ない製菓用の小麦粉を使います。
「バイオレット」や「スーパーバイオレット」という薄力粉です。
この薄力粉でスポンジケーキを作ると、「フラワー」よりもふんわりとした仕上がりになります。
一部スーパーや富澤商店などで扱っていますが、ない場合はネットでも購入できます。
「フラワー」でふわふわのスポンジケーキを作るには、一部をコーンスターチに置き換えて、製菓用の小麦粉と同じくらいの小麦タンパク量に調整する必要があります。
コーンスターチには「フラワー」を製菓用に近い小麦タンパク量にする効果があるのです。
コーンスターチの代用はこれでおいしいスポンジケーキになる!
もしも家にある小麦粉が「バイオレット」なら、コーンスターチを入れる必要はありません。
コーンスターチの分量だけ、小麦粉の量を増やして作ってください。
後はあなたの腕次第です!
お家にあるのが「フラワー」薄力粉で、コーンスターチがない場合、コーンスターチの代用にするなら片栗粉です。
しかし、片栗粉には弱点があります。
コーンスターチは粒子が細かく、大きさもそろっています。
一方片栗粉は、粒子の大きさにバラつきがあるので、粉っぽくなるのです。
それが気になるのなら、入れないという選択肢もありでしょう。
おいしいスポンジケーキを作るには、材料のほかに手間や技術が必要です。
技術を磨いて、おいしいスポンジケーキを作ってください!
まとめ
ふわふわのスポンジケーキを作るには、製菓用の小麦粉を使うのが理想的です。
家庭用の「フラワー」薄力粉を使うなら、一部をコーンスターチに置き換えて、小麦タンパクの量を調整すると、製菓用の小麦粉に近い仕上がりになります。
コーンスターチがない場合は片栗粉を代用できますが、粒子が粗いので粉っぽくなるかもしれません。
何度もチャレンジして、腕を磨いてくださいね!
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