家族、友達が集まってお庭や河原でワイワイやるバーベキュー。
炭をおこして、夢中になってお肉を焼いていると、気づかないうちに服に黒いすすがついていることがありますよね。
このバーベキューでついたすす、洗濯してもなかなか落ちなくてかなり厄介です。
どうやって落とせばいいのでしょうか?
実は、衣服についたすすは「叩き落とす」のがコツですよ!
服についたすすが、洗濯しても落ちない理由ときれいに落とすコツをご紹介します。
Contents
服がついたすす汚れが簡単に落ちない理由とは?
毎年、夏に主人の実家に行くと、家族みんな集まって実家の庭でバーベキューをします。
男性陣は、アウトドアに張り切りますが、女性陣はちょっぴり浮かない顔。
後に片付けと洗濯が待っているからなんですよね。
炭をおこしている時点で、子供も大人も真っ黒!
服に付いてもお構い無しで。
おまけに風向きによっては、窓のカーテンにもすすがついて、薄黒くなることもありました。
このすすの正体は、煙や炎に含まれている炭素の粒です。
煙や炎の中のものなので、風になびいていろんなところに付着します。
特に煙のそばにいると、身体中にすすが絡む可能性があるということですね。
そして、煙や炎に含まれるだけに、すすの粒はとっても小さいんです。
これが、服などの繊維に潜ると、なかなか落ちなくなります。
洗濯をすると、大方落ちてもうっすら黒いシミが残ったり、全体的にグレーに染まることがあります。
これは、すすの粒が洗濯しているうちに、繊維の奥へ潜ってしまったせいなんです。
そして、泥や油汚れと違って、すすに関しては洗濯洗剤はあまり効果がありません。
ですから、強くこすったり、通常の洗濯だけではかえって逆効果になってしまうんですね。
すすを落とすためには、繊維などに挟まったすすの粒子をかき出さなくてはいけません。
服についたすす汚れの落とし方は?
では具体的にすすの取り方をご紹介しますね。
叩いてふるい落す
服の袖や裾など、部分的に軽くすすがついた場合は、その部分を叩くと落ちることがあります。
手やハンカチ、タオルなどでパンパンと叩いたり、服を揺すってふるい落とします。
すすは粘着性の物質ではないので、繊維の表面に引っかかっているものは叩くことで落ちていきます。
しかし、その時に強くこすったり揉みこんでしまうと、すすが奥に入り込んで取れにくくなるので、あくまでもふるい落とすイメージで!
重曹でブラッシング
すすが奥に入り込むと、表面の黒い色は薄くなりますが、いつまでもなんとなく薄く色が残った感じになります。
そうなってしまったら、重曹を少量の水で固めのペーストにして、歯ブラシなどでブラッシングします。
重曹の粒子とブラッシングで、すすをかき出す効果を狙います。
繊維の間からすすの粒を飛ばし弾きとるように、ブラシを動かしましょう。
シミが落ちたら、もみながら水洗いか洗濯機ですすぎをしましょう。
漂白剤を使う
バーベキューに使った軍手やエプロンは結構すすだらけで、落とすのはなかなか苦労しますよね。
また、おしゃれ衣類に使われる繊細な生地やキメが細かい化繊などのすす落としは、正直難しいです。(バーベキューにおしゃれ着を着る人はいないと思いますが。。)
そんなときは、服全体や大きなクロスやカーテンなども漂白剤でつけ置きをして落としましょう。
衣類洗い用のたらいに酸素系漂白剤と表示分量の通りの水を入れて、まるごとつけ置きをします。
たらいが無ければ、バスタブや洗面所のシンク、洗濯槽も使えますよ。
つけ置きによって、衣類などの繊維を柔らかくしてすすを浮かせやすくし、漂白剤の効果で黒ずみを白くします。
チェックをして落ちたなと思ったら、洗濯機ですすぎ・脱水をして乾かします。
クリーニングに出す
すすは溶けない炭素の粒で、かなり頑固で特殊なシミです。
広範囲にわたる大きなシミの場合は、無理してシミを広げる前にクリーニングに出しましょう。
ただし、クリーニング店によってはすすのシミ汚れを受け付けない所もありますので、まずはお店で相談しましょう。
個人的には、バーベキューのときは、クリーニングに出すまでもない汚しても気にならない古着がおすすめなんですが・・・
まとめ
バーベキューで、服などについてしまったすす汚れの落とし方のコツをご紹介しました。
すすの汚れは、まず叩いて落とすことを覚えておきましょう!
洗剤では取れにくい汚れなので、まずは今回紹介したやり方で丁寧にやってみてくださいね。
ぜひ参考にしてみてくださいね!