冷蔵庫からかぼちゃを取り出してみたら、切り口に何か白っぽいものが…。
これってもしかしてカビ?
このかぼちゃは、もう食べられないの?
…それは、たぶん食べても大丈夫なヤツです。
だけど、NGの場合もあります。
かぼちゃのカビはどうやって見分ければいいのか、取り除けば食べられるのかをご紹介します。
かぼちゃのカビの見分け方 白カビ?黒カビ?食べても大丈夫なの?
カットされたかぼちゃに、何か白っぽいものが付いています。
これはいったい何でしょうか?
ワタや種の部分ではなく食べるところ、果肉の部分です。
その切り口は、どんな感じになっていますか?
なんだか乾いていて、白い粉が表面に薄く叩かれたような感じになっている?
それは、果肉に含まれているデンプンが、乾いて結晶化したものです。
少し乾いたら結晶化してしまうほど、かぼちゃには、たくさんの栄養が果肉に蓄えられているのです。
もしも、みずみずしい切り口のかぼちゃと、粉っぽい切り口のかぼちゃがスーパーに並んでいたら、私は粉っぽい切り口のかぼちゃを選びますよ。
だって、切り口がみずみずしいということは、熟しきっていないかもしれないでしょう?
でも、切り口だけでは判別しにくいですよね。
熟したかぼちゃと、そうでないかぼちゃを見分けるには、どうすればいいのでしょうか?
そんな時は、種を見てください。
そのかぼちゃは、大きく太った種がごつごつびっしり入っていますか?
それとも、薄く平べったい種が若々しく上品に入っているでしょうか?
熟したかぼちゃは、種までしっかり栄養が行き渡り、びっしりとつまっています。
だから美味しくて栄養があるのは、種が大きくびっしりとつまったかぼちゃの方です。
スーパーでカットされたかぼちゃを選ぶときは、種が大きいものを選んでください。
さて、薄く白い粉が付いたようなものとは違って、一部が白くなっている場合がありますね。
その周囲は水っぽくて、乾いていない感じがします。
それは、恐らく白いカビです。
かぼちゃは、一番初めにワタの部分から傷み始めます。
そこから次第に果肉へと痛みが進んでいきます。
もしも果肉の部分にカビが生えていたら、それはもうかなり菌に浸食されていると思った方がいいでしょう。
外の堅い皮にも、怪しいくぼみができていませんか?
栄養がたっぷり含まれている分、傷み始めると一気に足が早くなります。
加熱して食べるんだから大丈夫…と思う人もいるかもしれませんが、菌は死んでも、菌が作った毒素は消えません。
小さいお子さんや、抵抗力の弱いお年寄りには危険です。
果肉にカビが生えてしまったら、処分することをお奨めします。
かぼちゃのワタに白いカビ!?取り除けば食べられる?
では、果肉には何事もなくて、ワタの部分にだけカビが生えていたら?
かぼちゃのワタは、水分が多くて傷みやすい部分です。
もしもワタの部分にカビが生えてしまったら、ワタをしっかり取り除いてください。
果肉が無事なら、普通に調理して食べることができますよ。
もし、買ってきたかぼちゃをすぐに食べないのなら、あらかじめスプーンでワタと種を取っておいた方がいいですね。
ラップをして冷蔵庫で保存すれば、4~5日持ちます。
まとめ
かぼちゃのカビの見分け方をご紹介しました。
かぼちゃの切り口が白っぽいのは、かぼちゃのデンプンです。
表面が乾いた感じで、粉を叩いたようになっています。
栄養豊富で、美味しい証拠です。
一方、部分的に白くて、まわりが水っぽく見えるのはカビです。
果肉にカビが生えてしまったら、菌の浸食が進んでいます。
大事をとって処分してください。
かぼちゃの皮がオレンジになる理由と食べても良いかについては、かぼちゃの皮がオレンジ色に!どうして変色するの?食べても大丈夫?をご覧ください。
かぼちゃの上手な保存方法については、驚き!かぼちゃは○○して保存すると甘くなる!?長持ちさせる方法も教えますで紹介しています。