社会人になると、公の場や親族の集まりに出席する機会が増えますよね。
もう大人ですから当然です。
実家から連絡があり、夏の帰省時に親族の法事に出席することになって、
「あれ、礼服持ってたかな。暑い季節は黒の上下は厳しいな…」なんて思ったり。
学生の時は制服や半袖のシャツでも良かったけど、社会人になった今、もうそうはいきません。
夏用の礼服はあるの?
そもそもネクタイ、上着は絶対必要?
礼装のマナーが良く分からない!
そんなあなた!
そのものズバリ、礼に反した服装を避ければ、そんなに厳しいマナーはありませんよ。
社会人として周囲を不快にさせない礼装マナーとコツをお話しします。
真夏の法事の服装 男性は上着は着なくてもいい?
法事は通常、祥月命日に行われますが、親族が遠方に住んでいる場合、家族が帰省しやすい夏や冬に行うこともあります。
そのため、真夏の暑い季節の法事の出席もありえます。
男性の場合、黒の上下、というものが定番として販売されているので、必然的にそれを着用することになります。
夏は黒の上着は暑い!
そう思うとワイシャツに黒ネクタイではダメかな、と考えがちです。
しかし、やはりここはマナー、式辞の最中は上着着用が原則です。
どうしても暑い、と感じるならば、出かける際に上着を持参し、祭場やお寺に近付いたら着用するようにしましょう。
そして、式全体が終わるまでは上着は脱がないのがマナーです。
つまり、逆に言えば、移動中や式を執り行う会場から離れたら、上着は脱いでも構いません。
ただし、参列者に見られる場所での着脱は避けましょう。
最近の礼服のスーツには、オールシーズン対応のものがあります。
通気性の良い素材や部分裏地仕様のもの、サイズやデザインで着心地の良いものを選ぶのも、夏対応に備える一つのアイデアです。
例えば、こんな夏用の礼服を一着持っておくと安心ですよ。
真夏の法事の服装 男性は半袖シャツはアリ?
ビジネスの上でも、ここ最近は真夏のスーツを必須としないオフィスも増えました。
これらの形態に慣れてしまうと、いざ冠婚葬祭時の礼服に抵抗を感じるかと思います。
しかし、式辞においては執り行う方々への礼を重んじる必要があります。
ご家族、参列の人々に敬意を表する上で、服装は最も気持ちが相手に通じるアピールでもあります。
その際、半袖シャツは失礼?
基本礼装では、上着からシャツが少し見える長袖、が正装のマナーです。
しかし、式の間上着を脱がないのであれば半袖シャツでも問題はありません。
シャツは白のワイシャツ、色物のデザインシャツや柄物はNGです。
また、ネクタイピン、時計なども金装飾や光沢を控えた物を選びましょう。
まとめ
夏の法事の歳の男性の服装についてお話ししました。
法事に関しては略礼服可、三回忌以降は軽装でも結構、という案内を頂くことがあります。
それらに応じた服装であれば礼に反しません。
礼装マナーは社会人の知識の一つ。
いざという時に慌てないように備えましょう。