旬ではない時にでも食べたいベリー系や南国のフルーツは、冷凍されていると重宝しますよね。
食べたい時に食べたいだけ解凍できて、アイスやヨーグルトに添えると華やかに。
では、冷凍フルーツはケーキやタルトのトッピングには使えるでしょうか?
残念ながら、解凍後どうしても水っぽくなる冷凍フルーツは、ケーキやタルトのトッピングにはあまり適していません。
でもご安心を。
冷凍フルーツを利用したお菓子レシピはたくさんありますよ!
冷凍フルーツの上手な解凍の方法とお菓子作りにぴったりのアイデアをご紹介します。
Contents
冷凍フルーツを上手に解凍する方法は?レンジは使える?
我が家では、毎日フルーツを食べるようにしています。
しかし、主人は皮のあるリンゴやオレンジは面倒くさがって食べてくれません。
困っていたところ、たまたま見つけた冷凍フルーツが大活躍するようになりました。
特にブルーベリー、いちごやマンゴーは季節問わず楽しめるので、とても重宝しています。
そのままでも食べられるので、毎日サラダやヨーグルトに添えています。
ただ一つ、冷凍フルーツには製法上の難点があります。
冷凍したフルーツは細胞が壊れているので、再び解凍するときに、そこから水分が流れてしまいます。
したがって、解凍方法は自然解凍がベストです。
フルーツは小さいものが多いので、短時間で解凍できますよ。
水が随時しみ出してくるので、解凍する際は、キッチンペーパーを敷いておきます。
時々水分を拭き取りますが、柔らかくなるとともに、色付きの水が出てきます。
ものによっては、指で軽く押すとビシャッと簡単に崩れてしまいます。
このような理由から、解凍するのに電子レンジを使用するときは、十分な注意が必要です。
すぐに解凍されるので、解凍モードに短時間かけて、こまめにチェックしましょう。
やり過ぎると果実はぐにゃりとし、水っぽさが増します。
でも、逆にフルーツソースにするには、手早く解凍できる方法です!
原型をキープして食べたい時は、そのままか半解凍にして使用することをオススメします。
冷凍フルーツをお菓子作りに使うならこんな方法で
冷凍フルーツは、解凍の時に水が流れ出やすいので要注意です。
特にケーキやタルトのデコレーションやトッピングとして乗せると、徐々に水がしみてクリームを汚します。
以前、友達に頼まれたバースデーケーキに、冷凍のままなら大丈夫だろうと冷凍フルーツを少しトッピングしました。
ところが、持って行ったお宅では、ケーキを冷蔵庫に入れずにキッチンテーブルに置きっぱなしに!
挙句、クリームも柔らかくなりましたが、それより冷凍ブルーベリーの紫色が流れ出し、見た目も酷いケーキになりました・・・
きれいなトッピングをするには、生のフルーツか缶詰のものを使用するのがベストです。
ただ、クリームたっぷりのケーキやタルトのトッピングには不向きでも、お菓子作りに冷凍フルーツは十分に活躍してくれます。
冷凍フルーツを使ったお菓子をいくつか紹介しますね!
フルーツソースにする
解凍して水が出てしまった冷凍フルーツも、ブレンダーで攪拌(かくはん)すればフルーツソースに。
チーズケーキやスフレ、ムースに垂らすと彩りもよく、全体的に華やかに仕上がりますよ。
ケーキの生地に加える
パウンドケーキやマドレーヌ、マフィンの生地に、凍ったまま、もしくは半解凍の冷凍フルーツを混ぜ合わせて焼きます。
しっとりと仕上がり、フルーツの色が可愛い甘酸っぱい焼き菓子になります。
特に、ブルーベリー、ラズベリー、いちごなどのベリー系が合います。
ゼラチン菓子に使う
ゼリーやババロア、ムースなどに冷凍フルーツを加えるとビビッドな色のデザートに。
天然色ならではの光沢が出て、贅沢感が出ますよ!
まとめ
冷凍フルーツの解凍方法と冷凍フルーツを使ったお菓子のアイデアをご紹介しました。
冷凍フルーツは、解凍すると身が柔らかくなり、水分が多く出てしまいます。
とにかく、生のフルーツのようには戻らない、ということを覚えておきましょう。
ケーキのトッピングには適さない代わりに、ソースや混ぜて彩りにするお菓子にはぴったりです。
冷たいデザートやアイスには凍ったまま添えられますから、食べたい時に使えて便利ですよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね!