洗濯しているうちに、ボクサーパンツのゴムが伸びてしまった!
ゴム以外はどこも傷んでないから、ゴムだけを交換したい!
でも、ボクサーパンツのゴムは直接縫い付けられているから、交換するのはムリかも…。
だけど、捨ててしまうのはもったいないですよね。
見た目にこだわらないという条件付きなら、交換ではなく補強するという手があります!
ボクサーパンツのゴムが伸びる原因とできるだけ長く履くにはどうすればいいか、ご紹介します。
ボクサーパンツのゴムが伸びるのはなぜ?
そもそも、ボクサーパンツのゴムはなぜ伸びてしまうのでしょうか?
ゴムは、ゴムの木の樹脂からできた天然ゴムと石油を加工してできた合成ゴムがあります。
どちらのゴムも大きく仲間分けをすると、油の仲間になるわけです。
だから劣化する原因も、油と似ています。
空気中のオゾンに触れて酸化したり、光で劣化したり、他の油に溶けたり…。
洗濯をしているうちに、表面が擦れて弾力がなくなるのも、ゴムが伸びる原因なんですね。
ボクサーパンツの正しい干し方 ハンガーの場合はここに注意!
では、ボクサーパンツを長持ちさせるにはどうすればいいでしょうか?
まず、ボクサーパンツを洗うときは洗濯ネットに入れて、摩擦を減らします。
そして、干す時は陰干しをして、光による劣化を防ぎます。
乾燥機は、使わないのが理想的です。
熱がゴムの劣化を早めてしまうからです。
ゴムが伸びるというのは、「何度も伸ばすうちに元に戻る力がなくなる」ということですから、ゴムを伸ばす回数や時間は、なるべく少ない方がいいですね。
まさかとは思いますが、ボクサーパンツを干す時に、グイーッとゴムを伸ばしてハンガーにかけたりしてませんよね?
ゴムを伸ばしていいのは、脱いだり着たりするときだけですよ!
干す時はピンチハンガーやパラソルハンガーを使って、ゴムは伸ばさずに干しましょう。
タンスなどに収納する時、コンパクトに畳んで一部をゴムに挟み込む方法は、ゴムに負担がかかるのでおすすめできません。
引っ張ったり伸ばしたりはNGです。
ボクサーパンツのゴムはデリケートなので、やさしく扱いましょう。
ボクサーパンツのゴムは交換できる?
どんなに丁寧にやさしく扱っていても、ゴムの経年劣化には勝てないものです。
いつかは伸びるときが来ます。
でもゴム以外どこも傷んでいなかったら、ゴムだけ交換して履きたいですよね。
ボクサーパンツのゴムは、交換できるのでしょうか?
ボクサーパンツのゴムは、布と一体化させて縫い付けてあります。
ある日、「パンツのゴムが伸びちゃったから換えて」と夫に言われました。
私は「できないよ」と答えました。
「どうして?」と夫。
夫には、下着のゴムは簡単に換えられるもの、というイメージが染みついているようです(オッサンなんで・苦笑)
トランクスのように、ウエスト部分にゴム紐を通すために円筒状の空間が作られていれば、取り換えるのは簡単です。
でも、ボクサーパンツはそんな風にできていません。
そこで私は、ちょっと意地悪をして「わかった。じゃあ取り換えるから、伸びたゴムをはずしてくれる?」と頼みました。
夫はゴムの部分をマジマジと見ました。
「…どうやって?」
ボクサーパンツのゴムは、外せません。
だから、取り換えるのは困難です。
そこで、多少見た目が悪くなっても構わないのなら、ウエストの内側に新しいゴムバンドを直接縫い付けてしまいましょう。
でも、普通に縫い付けたら、ウエストは伸び縮みしません。
なぜなら、縫い付ける糸は伸びないから・・・
ちゃんと伸び縮みするように縫い付けるには、ワザが必要です。
それは、ゴムを縫い付けるときに、布とゴムを引っ張って伸ばしながら縫うこと。
ミシンで縫うとき、布の前後を引っ張って、伸ばした状態で縫い進めます。
力を入れながら、縫うスピードに合わせて布を動かすのです。
家にはミシンがないし、あったとしてもそんな縫い方難しそうでとてもムリ!
それなら、手縫いで何とかしましょう。
手縫いの場合は、糸を緩めに縫い付けて、2~3針縫うごとに布とゴムを伸ばし、縫い糸に余裕を持たせながら縫います。
根気がいるし面倒くさいのでズボラな私には無理ですが、捨てたくないなら試す価値ありです。
実は、ストレッチ性のある市販の服も、こうして引っ張りながら縫ってあるんですよ~
縫製してくださる方の技術に、感謝です。
まとめ
ボクサーパンツのゴムは布に直接縫い付けられているので、取り換えるのは困難です。
だから、できるだけ長持ちするように丁寧に扱いましょう。
洗濯したボクサーパンツは、ゴムを引っ張るように干すのは厳禁です!
それでも伸びてしまって、捨てるのがもったいないなら、直接ゴムバンドを縫い付けて補強する方法があります。
縫い糸は伸びないので、生地を伸ばしながら縫うワザが必要です。