偶然テレビで観たバイオリニストの演奏。
とっても素敵な音色、もう一度聴きたいな。
音楽配信サイトからダウンロードして聴いてみたけれど、やはり、生の音を聴いてみたくなりました。
近々開かれるオーケストラのコンサート。
チケットを買ってみようと思うけれど「全席指定」とある。
クラシック通の同僚から「初めてならS席がいいよ」とアドバイスされたけれど、S席とA席だけでも値段の差が大きい。
この値段と席の位置の意味が、いまいちよくわからない。
S席とA席、本当はどれぐらい違いがあるの?
実は、クラシックコンサートでは一概にS席が一番良い、とは言い切れない理由があります。
オーケストラのコンサートを快適に聞ける座席の選び方お伝えします。
オーケストラのS席とA席の違いはどんなところ?やっぱりS席はいいの?
座席を決める際、コンサートホールの座席表が役立ちます。
S席が集まるエリアは、ホール1階中央前列寄りや2階中央とサイド席の前列に集中しています。
つまり、1番ステージ全貌が見渡せる、演者を身近に感じられる場所がS席なのです。
そして、A席はS席を囲むように位置しています。
このように、座席のランク付けは一般に「ステージが観やすい位置」とされています。
せっかくオーケストラ聴くなら座席のおすすめはここ!
オーケストラのコンサートで大切なのは「全体の響きがよく聴こえること」ですね。
良いコンサートホールは、ステージから音を発すると上部に広がるようになっています。
観客は、上に広がって降りてくる「響きのシャワー」を浴びることになります。
つまり、オーケストラの演奏を聴くならば音が全て融和した響きの先がベストポジションです。
S席、特に1階前席などは演奏者から近いため個々の生音を聴くことができます。
もし、音楽全体のハーモニーを味わいたいな、という方には最上階の席をオススメします!
最上階のサイド席や中央前列。
ここは天井に近く、ホール全体を眺望できる場所です。
ここは座席ランクは落ちますし、演奏者達からは遠く、臨場感からは離れてしまいます。
しかし、本来のオーケストラの響きをたっぷり味わえる場所なのです!
まとめ
オーケストラのコンサートの座席の選び方についてご紹介しました。
コンサートチケットは通常、演奏者がよく観られる席が先に売れます。
しかし、サラウンド効果抜群の特別席として階上席をあえて好む方も少なくありません。
あなたはコンサートを観る?or 聴く?
ご自身のニーズに合った座席選びで心地よいクラシック音楽の魅力を味わってください!