生チョコを作ったのに、固まらないとかなり焦りますよね。
実は私、バレンタインに合わせて気合いを入れて作った生チョコが固まらなくて、結局手作りをプレゼントするのを諦めた苦い経験があります。
そこで、生チョコが固まらない原因、生チョコが固まらないときの対処方法、固まらなかった生チョコをアレンジする方法をご紹介します!
Contents
生チョコが固まらない原因
生チョコが固まらないのは、材料選びと温度管理に原因があることが多いです。
1.材料選びを間違えた
生チョコを作る時は、チョコレート、生クリーム、バターなどの材料を使用しますが、特に重要なのがチョコレートです。
材料に選んだチョコレートは、どんなチョコレートですか?
市販の板チョコ?それとも製菓用チョコレートでしょうか?
市販のチョコレートを使ったとしたら、生チョコが固まらないのは選んだチョコのせいかもしれません。
市販のチョコには、さまざまな材料が使われていますよね。
生チョコレートを作るときのチョコレートと生クリームの割合は 2:1です。
生チョコレートが固まるには一定の割合でカカオが必要ですが、もしミルクチョコレートで生チョコレートを作ると、チョコの中にはもうミルクが入っているので、その分だけカカオが少なくなります。
だから分量通りに作っても固まらないのです。
ですので、生チョコを作る時には、製菓用チョコレートやミルクが入っていない高カカオチョコレートを使いましょう。
そうすれば、固まるのに必要な量のカカオを確保できますよ。
2.温度管理を間違えた
生チョコは材料を溶かした後に冷ますことで固まるため、温度管理がとても重要です。
温度が高いと固まりが悪く、逆に低いと固まりすぎてしまうんですよね。
溶かす温度が60度以上になったり、冷たいままの生クリームを混ぜたりすると、生チョコレートは固まりにくくなります。
チョコの湯煎やテンパリングのコツは
チョコ溶かし中に生クリームを入れたら固まるのはなぜ?戻す方法は?
チョコを溶かすときに湯煎するのはなぜ?上手な湯煎方法教えます!
チョコのテンパリングでまさかの失敗・・・原因は?復活できる?
で紹介していますので、ぜひこちらも参考になさってくださいね。
また、材料を溶かした後に冷ます際には、急激に冷やすと固まりが悪くなるため、ゆっくりと冷ますことが大切です。
3.調理時の水分
他にも、生チョコが固まらない原因はありますよ。
チョコレートを溶かすのに使ったボウルは、直前に洗ったりしませんでしたか?
もしボウルの内側に水分が残っていたら、チョコレートは固まりません。
湯煎にかける時の蒸気がボウルの内側に付いても、固まらなくなってしまいます。
お湯を入れるボウルは、チョコレートのボウルより小さいものを使い、蒸気が漏れないようにする必要があります。
このように、温度管理の失敗や水分の混入で固まらない場合は、チョコレートを追加しても固まりません。
私が生チョコ作りに失敗した時は、恐らくボウルに水分がついていたせいではないかと思っています。
生チョコの材料は油分が多いので、水分は大敵なんですよね。
調理器具の準備もお菓子作りには大事ということを思い知りました。
失敗してからは、もちろんボウルは前もって洗って乾かすようにしています!
生チョコ失敗!固まらないときの対処方法は?冷凍庫はNG!
では、目の前にある固まらない生チョコはどうすればいいでしょうか?
固まらない原因がカカオ不足(すなわち市販のミルクチョコ等を使った)の場合は、チョコレートを増やすことで生チョコを固めることができますよ。
先にもご紹介した通り、チョコレートと生クリームの割合は 2:1です。
チョコレートと生クリームがこの割合になるように、製菓用チョコレートを加えるのです。
まずは、固まらなかった生チョコレートをもう一度湯煎にかけます。
追加する製菓用のチョコレートも細かく刻んで別のボウルで湯煎して溶かします。
どちらのチョコもしっかりと溶かしたら、両方を丁寧に混ぜ合わせます。
混ぜ合わせたチョコを型に入れて、冷蔵庫で冷やしましょう。
この時、早く固めたいからといって、冷凍庫に入れて急速に冷やすのはNGです。
一気に冷やすと、チョコと油分が分離してモサモサになってしまいます。
食感が悪くなり、せっかくの生チョコが台無しになるので焦らずゆっくり冷やして下さいね。
生チョコが固まらないときのアレンジレシピ もはやこっちが正解!?
それでも、生チョコが固まらなかったら・・・捨てるのはもったいないので、固まらないチョコをそのまま利用しましょう!
甘さ控えめのクッキーを焼いて、別の容器にこのチョコを添えてディップとして食べてもらえば、普通のチョコレートよりもインパクトがあります。
また、パウンドケーキの材料に使うのもおすすめです。
パウンドケーキの生地をパウンド型に半分入れ、固まらない生チョコを絞り器で中央に太く一本絞り出し、残りの生地をかぶせるように入れて焼きます。
すると、しっとりとした生チョコパウンドケーキのできあがりです。
むしろこの方がチョコレートより美味しいかも…!
このほかにも、バニラアイスにトッピングしたり、温かいミルクに溶かしてホットチョコレートにしたり、いろいろな利用法がありますよ!
どうぞ試してみてくださいね。
生チョコが固まらないときの原因と対処法まとめ
生チョコが固まらない原因は主に材料の選び方と温度管理です。
カカオ不足が原因なら、カカオが多く含まれているチョコレートを足せば、復活させることができます。
テンパリングするときの温度に原因がありそうでしたら、チョコのテンパリングで失敗したときの原因と復活方法を参考にしてみてくださいね。
慌てずに、ご紹介した方法を試してみてください。
チョコレートに水分が入ってしまい固まらなくなった場合でも、お菓子やデザートに再利用して美味しく食べてくださいね!
生チョコ作りのコツは
チョコ溶かし中に生クリームを入れたら固まるのはなぜ?戻す方法は?
チョコを溶かすときに湯煎するのはなぜ?上手な湯煎方法教えます!
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