黒いお気に入りの服、洗っているうちになんだか白っぽくなった!?
その原因は、洗剤、紫外線、塩素などです。
復活させるには、家庭用の繊維染料で染めるという方法がありますよ!
洗濯で黒い服が白くなる原因と白くなるのを防ぐ方法、白くなってしまった黒い服を復活させるアイデアをご紹介します。
Contents
黒い服が洗濯で色落ちするのは何が原因?
真っ黒でかっこいい服。
お気に入りだから、自然にヘビロテになります。
汚したくないから、着たら必ずお洗濯!
お手入れもバッチリです。
ところが、お洗濯を重ねていくと、真っ黒だった服がだんだん白っぽくなっていきます。
どうしてこうなってしまうのでしょうか?
何度も洗濯を繰り返していると、どうしても繊維が劣化します。
劣化して毛羽立ってきた繊維は、光に当たると白く見えます。
白い服が毛羽立って白くなっても、気にはなりませんが、黒い服が毛羽立つと気になりますね。
毛羽立ちを防ぐには、洗濯ネットに入れて余計な摩擦から守りましょう。
時にはシワの寄った部分だけ、色が剥げてしまったように見えることがあります。
これは、水中に漂っていた繊維が、脱水の時にシワに寄り付いてできたものです。
「色むらができてしまったのか!?」と思って、一瞬ドキッとしますが、繊維やゴミが集まっただけなので、乾いた後ガムテープでペタペタすれば大丈夫ですよ。
いっしょに洗った白い服の繊維が、黒い服に吸着して白っぽく見えることもあります。
ほかの衣類の影響を受けないように、黒いものは別洗いにしたほうがいいかもしれません。
私はズボラなので、一緒に洗ってしまいますが…(笑)
水道水に含まれている塩素も、影響があります。
何度も洗濯するうちに、染料が化学変化を起こして色落ちしてしまうのです。
でも水道水を取り換えることはできませんね。
そんな時は、少量の塩を入れると、塩素の影響を和らげる効果があると言われています。
だけど私は、洗濯機のほうが劣化しそうな気がして、やったことがありません。
洗濯機と黒い服。
どちらを長持ちさせたいか…、あなたが選択してください!
洗濯だけに…。
それから、色あせの原因として忘れてはならないのが紫外線です。
紫外線による色あせを防ぐために、黒い服は陰干しにするのがおすすめです。
紫外線は、室内にも存在するので、完全に防ぐことはできません。
でも、外に干すよりは色あせを抑えることができますよ。
黒い服を洗濯するときにおすすめの洗剤は?
黒い服を洗濯するときに、どんな洗剤を使っていますか?
洗濯に使う洗剤の種類によっても、色落ちに違いがあります。
だけど、漂白剤は使わないようにしているし、使ってるのはごく普通の洗剤?
…普通の洗濯洗剤には、白いものを一層白くさせるものが入っています。
それは、蛍光増白剤です。
蛍光増白剤は、白いシャツや白いブラウスを鮮やかに見せる効果があります。
でも黒い服の場合は、白っぽく薄汚れた感じに見えてしまうのです。
黒い服が好きなあなたは、洗剤を選ぶときに成分表示を見て、蛍光増白剤の入っていない洗剤を選びましょう。
自分の持っている洗剤に蛍光増白剤が入っているか、確かめてみましょう。
洗剤のラベルに表示されている、成分の項目を見るとわかりますよ。
★成分表示欄に「蛍光増白剤」と書かれている → 蛍光増白剤入り
★パッケージに「無蛍光」「無けい光」と書かれている。また、成分表示欄に「蛍光増白剤」と書かれていない → 蛍光増白剤が入っていない
蛍光増白剤が入っていない代表的な洗濯洗剤
市販されている代表的な洗濯用洗剤のうち、蛍光増白剤が入っていないものは以下です。
洗剤でおなじみの3大ブランドの花王、ライオン、P&Gの製品を紹介しますね。
花王
アタックZERO(ゼロ)
ウルトラアタックNeo(ネオ)
アタック Neo(ネオ)抗菌EX Wパワー
フレグランスニュービーズジェル
フレグランスニュービーズ(粉末)
ニュービーズ(粉末)
エマール
ライオン
消臭ブルーダイヤ(粉末)
トップスーパーNANOX
トップHYGIA
トップハレタ
トップクリアリキッド抗菌
香りつづくトップ
アクロン
P&G
アリエール バイオサイエンス 微香タイプ
アリエール バイオサイエンス ジェルボール 微香タイプ
ボールド液体
さらさ
私は黒い服だけでなく、色物のシャツやTシャツが白っぽくなるのも嫌なので、いつも蛍光増白剤が入っていない洗剤を選ぶようにしています。
私が今使っているのは「ライオン トップスーパーナノックス」です。
洗剤の量が少なくて済むのと、余り香りが残らないので、柔軟剤と併用しやすいところが気に入っています。
大容量サイズがお得なので、いつも通販で業務用を買っています(笑)
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黒い服が色落ちしたときの復活方法は?
こうした努力をしていても、長い時間が経てば、どうしても白っぽくなってしまいますね。
お気に入りだから、なんとかこれを着続けたい!
そんな時は思い切って、染料で染め直してみませんか?
ホームセンターやネットでは、家庭で繊維を染められる繊維染料が売られています。
スプレータイプと、お湯に染料を溶かして漬け込むタイプがあります。
▼スプレータイプ
▼漬け込むタイプ
スプレータイプは、手軽に染められます。
ですが、色がムラになりやすいので、2~3回重ね塗りをする必要があります。
染料に漬け込むタイプは、塩や色止め剤などが必要です。
説明の手順通りに染めるのは、少々手間がかかります。
でも、全体をきれいに染めるには、漬け込むタイプの方がいいと思います。
繊維の種類によっては、染まりにくいものもあるので、染めたいものの素材と染料との相性を確かめましょう。
染めた後しばらくは色落ちがあるので、他のものとは分けて洗います。
新しくよみがえった服を、また楽しんでください!
まとめ
黒い服が洗濯で白っぽくなるのは、
- 細かい繊維の毛羽立ち
- 一緒に洗った白い服の繊維
- 水道水の塩素
- 紫外線による色あせ
- 洗剤に含まれる蛍光増白剤
などが原因です。
どんなに対策をしても、黒い服はやがては白っぽくなってしまいます。
それでも捨てずに着続けたいなら、自分で染めてみるのも一つの方法です。
ちなみに、洗濯物の干し方にも服を傷めないコツがあるのはご存知ですか?
洗濯物の正しい干し方は実は裏返し!?どんなメリットがあるの?では、洗濯物の正しい干し方をご紹介しています。
合わせて是非チェックしてみてくださいね。