数日前に買ってきたなすを料理しようと切ってみたら、中に黒いつぶつぶが増えて、ところどころ茶色くなっていました。
このなす、もう腐っちゃったのでしょうか?
なすはパッと見て腐っているかどうかわかりにくですが、においや見た目で、腐っているかどうか見分けることはできるのでしょうか?
なすの意外な特徴を知ると、なすが腐っているか、簡単に見分けることができるようになりますよ。
なすが腐るとどうなるのか、においや見た目で見分ける方法をご紹介します!
Contents
なすが腐ると臭いが強くなる?見分け方はこれ!
まずはなすが腐ったときの見分け方です。
・表面がでこぼこしている
・触るとぶよぶよする
・中から水分が出ていてぬめりがある
・ナスのヘタにカビが生える
こんな状態が見られたら、なすは腐っているか傷み始めているので、残念ですが食べるのは控えた方がいいです。
なすの表面が押されたりぶつかると、そこから実が縮み、柔らかくなり、内部の水分が外に出るとともに、異臭を放つようになります。
そうなると、表面がでこぼこして、触るとぶよぶよ、味自体もえぐみが濃くなり、もう食べるどころではなくなります。
特に、野菜や果物は、腐り始めるといつもと違う臭いになりますよね。
酸っぱいような嫌な臭いです。。
なすに、もしもこういった変なにおいを感じたら、かなり傷みが進んでいることになります。
もっと日が経つとカビも発生するので、そうなってしまったら、もったいないかもしれませんが処分しましょう。
なすの中に黒いつぶつぶが・・・これは食べても大丈夫?
なすの表面上の見た目はさほど変わらないけれど、中を切ってみると、黒いつぶつぶが現れていることがありますよね。
黒いつぶつぶの周りが茶色く変色していることもあり、食べても大丈夫なのか気になりますよね。
・・・と言いながら、私はそのまま食べちゃってますけど(笑)
この黒いつぶつぶは、日が経つにつれタネが変色したもので、質には問題はありません。
タネの変色は、日を重ねたことによって成分が変化したためなので、害はなく食べられます。
育ち過ぎて、収穫が遅かったなすにも、黒いつぶつぶが見られます。
ただ、気になる場合は、つぶつぶ部分を取り除いて白いところだけ使うことでも良いですよ。
なすの浅漬けや焼きなすにすると、黒いつぶつぶが目立って食べるときに気になるので、なすの味噌炒めや麻婆なすなど、色が濃くつく料理にするとおいしく食べられます。
腐ったナスを食べたらどうなる?
万が一、腐ったなすを食べたらどうなるのか・・・
腐ったなすは嫌なにおいやぬめりが出るので、食べる前に「食べちゃだめ!」と動物的な本能がはたらくと思うのですが、、、
それでも気づかずに食べてしまった場合は、下痢、嘔吐、腹痛などの食あたりの症状が出る場合があります。
もしそれらの症状だけではなく、発熱したり、冷や汗が出るような激しい腹痛がある場合は、すぐに病院に行きましょう。
※食あたり(食中毒)の対処方は、こちらのページ(外部ページ)が参考になりますよ。
新鮮ななすの見分け方は?スーパーではここをチェック!
なすが腐ったときの話ばかりしちゃいましたが(笑)、逆に、新鮮ななすの特徴を確認しておきましょう。
スーパーでなすを買う場合は、以下の状態のなすを選ぶようにしてください。
・表面にツヤがある
・ヘタの部分のとげがピンとしている、触ると刺さるぐらいのもの
・持ったときにずっしり感がある
なすを持ってみて軽く感じたら、乾燥して中がスカスカになっている可能性があります。
また、ヘタの色が白っぽいものも時間が経ったなすなので、避けた方がいいですよ。
なすをできるだけ日持ちさせるコツ
水分がたっぷり含まれたなすは、気温の高い季節に買うことが多いので、とにかく冷蔵庫に入れておこうと思いがちですよね。
スーパーでなすを買ってきて、しばらく冷蔵庫の中で放置しておくと、シワシワになっていたり、全体が柔らかくなったりします。
買ってきたときと見た目や触った感じが変わっていると、腐っているのかな?と思いがちですが、これは、なすが低温に弱いことから冷蔵庫内で低温障害を起こしているためです。
実はなすは本来は暖かい季節に収穫する野菜なので、冷蔵庫ではなすにとって寒すぎるんですね。。
逆に暖かすぎる場所でも、中の水分が流れ出て傷みやすくなります。
なかなかデリケートな野菜です。。
低温障害や乾燥させずになるべくなすを日持ちさせるには、なすを新聞紙に包み、ほかの食品とぶつからないように冷蔵庫の野菜室などで保管すると良いですよ。
常に適温の10℃~12℃を保つ環境で保管すれば、新鮮ななすであれば、1週間程度キープできます。
まとめ
なすが腐っているかどうかの見分け方、腐るとどうなるのか、新鮮ななすの選び方、上手な保存方法をご紹介しました。
意外にも、なすは寒い場所が苦手なんですね。
なすは、皮が中の水分や糖分を閉じ込めガードしていますが、一旦皮が傷つくと、傷みが早まります。
たいていは原型が崩れ、臭いも強くなりますので、腐っているかどうかの見分け方は一目瞭然です。
なすが腐っているかの正しい見分け方と日持ちする保存法、ぜひ参考にしてくださいね!