ここ数年、保存食や非常食として手頃なので、
気がついた時に魚やフルーツの缶詰を
買い貯めておくようにしています。
先日、忙しかったので、夕食にサバ缶を開けました。
すでに調理済みのサバ缶はとても美味しく重宝しましたが、
少し余ってしまいました。
缶をラップで封じて冷蔵庫に入れて数日、
家族から冷蔵庫が匂う、とクレームが!
サバ缶の残りが原因でした。
てっきり開封後も日持ちする、と思っていましたが
缶詰は開けると保存はできないのでしょうか?
サバはもともと日持ちしない魚だから?
それとも、他の缶詰も同じなのでしょうか?
保存法に冷凍は可能?
缶ごと冷凍しても大丈夫?
などと、考えると疑問は尽きません。
缶詰はもともと食品に加熱加工がしてあり、
封をしている状態なら中身は無菌です。
でも、一度開けると、その状態はあっという間に一変するようです。
そんな缶詰の安全な保存法や冷凍の仕方、
食品別の開封後の賞味期限についてご紹介します。
そもそも缶詰のまま冷凍できるの?もしかして爆発しちゃう!?
長期保存に長けている缶詰ですが、
保存は通常開封前は「常温」とされています。
冷暗所のような温度が上昇しない場所に
保管するのが適しています。
高温、もしくは急激に冷えた場所では、
缶詰の内容物が膨張、収縮することで
多少の缶の変形を見ることがあります。
しかし、爆発などはまず起きません。
たとえ未開封の缶詰を冷凍保存したところで
保存期間が延びるわけではなく、
むしろ解凍時に品質が下がるのでお勧めしません。
未開封の缶詰は、常温保存でOKです。
缶詰の開封後の冷凍方法と賞味期限は?
では開封後はどのぐらい保つのでしょうか。
缶詰の食品別の賞味期限は、
- フルーツ : 1〜3日
- 魚類 : 1〜2日
- コーン : 1〜3日
- トマト : 1〜3日
- マッシュルーム : 1〜2日
です。
これは開封後冷蔵庫保存をした場合の目安です。
どれも日持ちがしないのは、
加工処理をして密封した缶詰は基本無菌ですが、
開封直後から外気の菌が付着し、そこから腐食が進むからです。
特に魚の水煮は油漬けよりも日持ちしません。
中でもカニ缶の賞味期限は1日です。
開けたら使い切りましょう!
これらをなるべく日持ちさせたい時は、缶詰から出し、
ラップやジッパー付き袋で空気が入らないように密封して、
冷凍庫保存を。
フルーツやマッシュルームは汁ごと保存します。
大抵のものは2週間〜1ヶ月保ちますが、
それ以上は霜で焼けるなど品質が落ちます。
解凍の際は水分と食品が分離しないように、
半解凍のうちに調理したり召し上がって下さい。
まとめ
缶詰の冷凍保存法と開封後の賞味期限についてご紹介しました。
缶詰は開けたらなるべく使い切る方が
美味しく安全に食べられるのですね。
長期保存が可能ですが、
未開封時の賞味・消費期限や保存の方法の表示は
チェックしておいてください。
持ち運びや保存、調理も簡単な缶詰、
安全に美味しく使いましょう。