年度始めや運動会の季節に欠かせないのは、ゼッケン作りですよね。
運動着や靴の名前書きは上手くいっても、ゼッケンってちょっと難しいですよね。
直接マジックで名前を書いたら、にじんだり、洗濯したら落ちるんじゃないかと毎回不安です。
でも、そんなに心配しなくても大丈夫!
少し工夫をすれば、マジックで書いてもにじまずに、洗濯しても落ちないゼッケンができますよ。
洗濯してもマジックの文字がにじまないゼッケンの書き方とおすすめの油性ペンをご紹介します。
Contents
油性ペンの文字が洗濯して落ちたりにじんでしまう理由は?
子供の運動会に向けてゼッケンを用意するときは、毎回インクがにじむんじゃないかと緊張します。
そういえば遙か昔のことですが、私が小学生だったころ、担任の先生がゼッケンの布に白のチョークを塗って、全員に渡してくれました。
しかし、それに気づかず、お母さんがチョークが塗られていないゼッケンの裏側に名前を書いてしまった友達がいました。
「チョークを塗ってるのに、どうしてにじんじゃった!?」と、先生が言っていたのを思い出します。
その先生が、あらかじめチョークをゼッケンの布に塗ってくれていたのには理由があります。
チョークを塗ることで、マジックのインクが、布の繊維のすき間からしみて広がる「毛細管現象」が起きるのを防ぐことができるのです。
つまり、チョークの粉がゼッケンの布の繊維のすき間を埋めてくれるんですね。
にじんだインクは布に分散してしまうので、洗うと薄くなってしまいます。
また、もしも水性ペンで書いてしまうと、洗濯することですっかり消えてしまいます。
ですから、洗濯してゼッケンの文字が落ちてしまう原因は、この毛細管現象と名前を書くペンのチョイスにあるんですね。
油性ペンの文字 洗濯しても落とさないためには書く時にコツがあった!
文字がにじまず、洗濯しても落ちないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
それには、先ほどのチョークのように、文字を書く前にゼッケンの布にちょっとした工夫をしておきます。
ゼッケンの布を水で濡らしておく
文字を書く前に、ゼッケンの布を水で濡らして、固く絞っておきます。
水で濡らすなんて余計ににじみそうですが、水で布の繊維のすき間を埋め、毛細管現象を防ぐ効果があります。
水滴がしたたるようだと文字が書けないので、ゼッケンは固く絞るのがコツです。
ゼッケンの布にヘアスプレーをかけておく
ヘアスプレーが髪の毛を固めて平らにするように、ゼッケンの布の繊維をカバーする効果があります。
ゼッケンの布にヘアスプレーをかけて、ドライヤーでよく乾かしてから名前を書きます。
布の繊維をヘアスプレーでコーティングすることで、ペンの滑りも良くなります。
ハンドソープを塗っておく
ハンドソープをそのままゼッケンの名前を書く部分に塗り、ドライヤーで乾燥させてから
名前を書きます。
ボディソープでもハンドソープと同様の効果が得られます。
ヘアスプレーやハンドソープを塗る場合に注意したいのは、きちんと熱を当てて乾燥させることです。
名前を書いた後も、インクが完全に乾くまで待ちましょう。
布地もペンも生乾きだと、洗濯した時に色落ちしてしまいます。
ちょっと面倒ではありますが、ゼッケンに文字を書く前に一手間やっておくと、きれいに仕上がって長持ちしますよ。
油性ペンの文字を洗濯しても落とさないために選ぶべきペンはこれ!
洗濯でゼッケンの文字が落ちてしまう原因には、文字を書くペンのミスチョイスであることも!
洗濯することを考えると、ゼッケンの文字は水性ペンはNGです。
必ず油性ペン、もしくは布に書く専用として売っているペンで書くようにしましょう。
ゼッケンに文字を書くのに適しているおすすめのペンを4つ紹介しますね。
サクラ マイネーム太字
お名前ペンといえば定番の「マイネーム」。
ゼッケン用の名前ペンなら太字タイプが楽ちん!
太字でしっかり書けます。
サクラ マイネームツイン 太字・細字
個人的にゼッケン用のペンのイチオシはこれ!
太字と細字の2種類ついているので、太字はゼッケン用、細字は上履きや給食袋、傘などに使えます。
トンボ鉛筆 油性なまえ専科
線の幅は0.8ミリの細字と0.4ミリの極細字を書き分けられるツインタイプです。
ゼッケンだけでなく、金属やプラスチック、文房具にも文字が書けます。
極細字がついているので、ゼッケン以外にも使えて便利です。
三菱鉛筆 パワフルネーム 細字丸芯
黒色がくっきりしているのと0.9mmという程よい太さです。
ゼッケンの名前も2度書きなしで仕上がります。
まとめ
洗濯してもゼッケンに書いた文字を落とさないためには、文字を書く前に、ゼッケンの布にちょっとした工夫をしておくことが大事!
また、布に書くことが得意な油性ペンを選ぶと良いですよ。
万一、洋服につけてしまった場合は、参考にしてみてくださいね。