ママのイライラの原因のひとつである夜泣き。
一般的には生後3ヶ月~1歳半までのお子さんが
ピークと言われています。
赤ちゃんの夜泣きは、生活リズムが整っていないせいで
日中の刺激やちょっとした生活リズムの乱れでも
突然泣き出してしまうのです。
しかし、幼児期になっても突然泣き出したりと
2歳を過ぎての夜泣きに悩んでいるママも
実際はとてもたくさんいます。
夜泣きとは、夜眠った後に突然泣き出してしまうことを言いますが
なぜピークを過ぎた2歳児にも起こるのでしょうか?
夜泣きでイライラして疲れ果ててしまって、
ついついその怒った顔をお子さんに見せていませんか?
2歳ともなればママの感情をわかってきている分、
周りの状況にとても敏感になってしまうものです。
そこで今回は、2歳児の夜泣きの原因や、
夜泣きから考えられる他の症状や対策などをご紹介します。
Contents
2歳児の夜泣きはどうしておきるの?
一般的に夜泣きのピークと言われる1歳半を過ぎても
夜泣きが止まらずお困りですよね。
なぜ、ピークを過ぎたお子さんが夜泣きをするのでしょうか。
夜泣きの原因その1 日中の強い刺激やストレス
夜泣きの原因としてまず一番最初に考えられるのは
環境の変化や日中の強い刺激です。
保育園や幼稚園に行くようになり
ママから離れることへの不安であったり
引っ越しで大きく環境が変わったなど
お子さんにとって何か大きな環境の変化は
ありませんでしたか?
その環境の変化が関係しているかもしれません。
また、下にきょうだいが生まれたなども
お子さんにとってはとても大きなストレス要因となります。
その場合は赤ちゃん返りのひとつであることが考えられます。
逆に運動不足や昼寝をしすぎるといったことも
夜の眠りが浅くなってしまい
夜泣きに繋がるということも考えられます。
夜泣きの原因その2 お風呂の時間が遅い
お子さんだけではなく、大人も入浴の時間が遅くなると
眠れなくなることがあります。
人間の体は入浴後、体が暖かくなっている状態から
2時間ほどかけてゆっくり体温が下がるため
入浴から2時間後に布団に入ると
睡眠の質が良くなると言われています。
お子さんの体も、お風呂が遅くなってしまうと
入浴直後で目が覚めてしまって眠れなくなってしまい
眠りが浅い状態になってしまって
夜泣きに繋がることがあるようです。
私の娘も眠ってしまった後になって、
次の日に内科検診があることを思い出して慌ててお風呂に入れたら
眠れなくなってしまったという経験があります。
夜泣きの原因その3 寝る前のスマホやテレビ
お子さんが眠れなくなる原因のひとつとして
寝る前のスマホやテレビによる刺激ということも考えられます。
特にスマホのブルーライトは睡眠の質を
著しく下げてしまうため、
極力お子さんが寝る前は避けた方がよさそうです。
夜泣きの原因その4 成長痛
日中遊びすぎて関節に炎症をおこしたり
成長に伴って骨が痛む成長痛。
夜に痛むことが多く、私の娘も頻繁に
膝を痛がり夜中突然泣き出すことがあります。
そんな時は痛む部分をさすって血行を促進することで
痛みが和らぎ、眠ってくれることがあります。
あまりにも泣き止まず
一度病院に連れて行ったことがありますが
「心因性の痛み」と言われ帰されたことがあります(-_-;)
成長痛は泣き出してもさすってあげるしか
解決策はなさそうなので、なかなか大変でした。
夜泣きの原因その5 ママのイライラ・イヤイヤ期
2歳児と言えばイヤイヤ期。
しかしそのイヤイヤ期に伴ってママも
イライラしがちになっていませんか?
ママの怒った顔が焼き付いてしまって
夜眠った後に夢に出てきたり
突然思い出してしまって泣き出すということも
実はとても多い夜泣きの原因なんです。
私も娘のイヤイヤ期がピークの時は
ついつい大きな声で怒鳴ってしまって
娘に「怒ってない?」といつも確認されていた
時期がありました。
ママの怒った顔はお子さんにとって
とても不安になってしまうもの。
イライラした時は少し気持ちを整えて
怒った顔をなるべく見せないように
してあげることで夜泣きも少なくなるかもしれません。
もしかしたらこんな原因かも・・・
夜泣きの原因をいくつかご紹介しましたが、
ほかにも可能性としては低くても
夜泣きの原因として考えられることがあります。
発達障害をお持ちのお子さんの特徴のひとつに
2歳を過ぎての夜泣きというものがあります。
発達障害のお子さんが真夜中の真っ暗な中
目を開けて起きていたという体験談を聞いたことがあります。
しかし、こちらは夜泣きがひどいからといって
必ずしも発達障害というわけではありません。
発達障害は言語の発達や多動、呼びかけに応じなかったり、
一人遊びが多いなど色々な要因があり診断されますので、
生活パターンを見直して、さらに夜泣き以外の
症状も見られるようであれば、専門機関に相談しましょう。
もうひとつ考えられる原因として、夜驚症があります。
これは子どもにみられる睡眠障害の一種で
睡眠から3時間以内に泣き出したり
一晩に何回も泣き出したり暴れたりという症状があります。
しかし本人は朝になるとそのことは覚えていません。
夜驚症の原因はわかっていませんが、病気ではないようです。
脳が発達し、睡眠機能が完成する中学生くらいまでには
症状が落ち着いてくると言われています。
夜中暴れて歩き回ったりなど
危険が伴うときには注意が必要です。
症状がひどいようであれば薬もあるようですので
夜驚症が疑われる場合には、医師に相談してみてくださいね。
2歳児の夜泣きにはこんな方法で対処しよう
2歳児の夜泣きの対処法は
それぞれの原因によって変わってきます。
ストレスや不安であれば、その要因となることを
解消してあげたり、不安を取り除いてあげると
解決するかもしれません。
ついついイライラして怒鳴ってしまったりしがちですが、
怒られたことで気持ちが不安定になり
眠れなくなってしまうということが考えられます。
怒ってしまった時は「怒りすぎてごめんね。もう怒ってないよ」
ということをお子さんに伝えてあげてください。
また、保育園などで離れている時間が多い時は
ママに甘える時間を作ることも大切です。
大人も環境の変化がストレスであるように
お子さんにとって保育園に通い始めたり
環境が変わるということは大人以上に
ストレスを感じています。
運動不足などで体力を持て余しているときは
朝早くに起こしてしっかり遊ばせてあげることで
体力を消耗し、疲れて眠るようになります。
スマホの見過ぎで眠れなくなってしまっているときは、
スマホの見過ぎに気を付けて、
なるべくスマホから気をそらすなどして
お子さんにスマホを見せないようにしましょう。
生活リズムの乱れがある時には、
生活のリズムを整える努力をしてみてください。
しかしタイムスケージュールをしっかりしすぎても
逆にお子さんもママも疲れてしまいますので
ほどほどにしましょう。
努力目標で充分ですので、大体の時間を
決めて少し整えてあげるだけでも
解決するかもしれません。
また、最近ではお子さんの夜泣きにいいと言われている
ハーブティーもあります。
まとめ
お子さんの夜泣きはママにとって
大きなストレスになりますよね。
しかし、ママだけではなくお子さんも
なんらかのストレスがあるのかもしれませんし
お子さん自体が眠れなくて困っているということを
忘れないでください。
ママのイライラ。
とってもわかります。
しかし、イライラしてもお子さんの夜泣きが
おさまるわけではありません。
原因をみつけてあげることで、きっと
お子さんとの絆もより深まるでしょうし
ママとしてのスキルもまたひとつ上がります。
お子さんの夜泣きに付き合うのは
とても大変ですが、あまり頑張りすぎず
お子さんとゆっくり向き合ってみてください^^