ズボンを洗濯する時、あなたは裏返して洗っていますか?
ズボンを干す時、裏返して干している人もいますよね。
ズボンを裏返して洗濯すると、何かいいことがあるのでしょうか?
ズボンを洗うときの表向きと裏返し、どんなメリットがあるのか解説します。
ズボンの洗濯は裏返してするのが良い理由は?
ズボンを裏返して洗うと、どんなメリットがあるのでしょうか。
ズボンを表向きで洗うと、生地の表面に摩擦を受けて、
生地が傷みやすくなります。
でも裏返しにして洗うと、生地の傷みが少なく、
風合いを長く保つことができます。
お気に入りのズボンを長持ちさせたいなら、
裏返しにして洗うのがいいですよ。
しかし、汚れ落ちの良さで見ると、
表向きの方が汚れは落ちやすくなります。
生地の傷み具合と汚れ落ちの良さは、
まさに裏返しの関係です。
生地が傷まないように洗えば、汚れ落ちは悪くなり、
汚れをしっかり落とそうとすれば、生地は傷みやすくなります。
デリケートな素材は裏返して洗い、
作業ズボンは表向きで洗うなど、
素材や汚れ具合によって、区別して洗うのが良さそうですよ。
ズボンを洗濯したら裏返しのまま干すのが正解!?
こうして洗ったズボンを干す時は、
裏返したままで干すのがいいのでしょうか。
ズボンを表向きにして干すと、紫外線の影響で色あせがおきます。
1回や2回の洗濯でどうということはありませんが、
季節の初めごろと終わりがけでは、色の鮮やかさが徐々に失われてきます。
色の劣化を最小限に抑えるには、
裏返して干した方が鮮やかさが長持ちします。
それに、乾きにくいポケットの部分が表側に出て、
乾きやすくなるという利点もあります。
ズボンを干す時は、裏返して干すのがいいでしょう。
…でも、
こんなことを言っているのになんですが、
正直言って、私はズボンを裏返していません。
表向きで洗い、表向きで干しています。
えーっ!
今「裏返して干すのがいい」って言ったのに!?
…でも、それには理由があります。
小さいころ、祖母の家でちょっといい子ぶって、
洗濯物を干していた時のことです。
ひいおばあさんが側を通りかかり、裏返しに干した洗濯物を見て、
「それは、死んだ人の服の干し方だから、ちゃんと表向きに干しなさい。」
と言って、表向きに直していったのです。
死者の世界は目に見えないので、何とも言いようがありません。
けれども、目に見えないからといって、
完全否定する気持ちにもなれません。
ある地域では、
「服を裏返しに着ると、死者が負ぶさる。」
という言い伝えもあります。
だから私はデメリットを承知の上で、表向きに干しています。
どうしても色あせを避けたいお気に入りの服は、
室内で陰干しにします。
ズボンはピンチハンガーを使って円筒形に干し、
内側に空気が通るようにしています。
表向きでも裏返しでも、
ポケットの生地が重なっていることに変わりはないのですから、
表向きでもいいじゃありませんか。
だから、表向きに干されたズボンを親切心で裏返しにしたりすると、
とんでもなく迷惑になることもありますので、お気を付けください。
究極のところは、あなたが良いと思ったやり方が、
一番良いやり方だと思います。
まとめ
ズボンは、裏返して洗った方が生地を傷めずに洗えます。
干す時も裏返しの方が色あせを防ぎ、ポケットも乾きやすいですよ。
でも、表面の汚れ落ちは、表向きの方がよく落ちます。
生地の素材や汚れ方によって、洗い方を変えましょう。
それでもあえて表向きで干す人には、それなりの理由があります。
それぞれのやり方を尊重しましょう。