パイを作ろうと思い、パイシートを型に敷いて焼きました。
でも、焦げるのが怖くて、レシピの時間よりちょっと早めに引き上げてしまいました。
そうしたら、どことなく色が薄くて柔らかい感じ。
このままにしてるとドロッとしそうな予感。
生焼けのパイは焼き直しできますか?
焼き加減はどう判断すればいいの?
パイ生地が生焼けかどうかの判断方法と対処法についてご紹介します。
パイ生地が生焼けだったとき焼き直しはできる?
サクサクっとした歯ざわりと何層にもなった生地の軽さで、大好きな人も多いパイ生地。
しかし、焼き上がったと思ったら、残念ながら底部分が焼ききれていなくて、水っぽく仕上がることがあります。
原因はいくつかありますが、まずは焼く温度が低いことが多いようです。
天板に敷いて直接焼く場合は、直にオーブンの下の熱が当たり、パイ生地の底面を焼くことができます。
しかし、パイ皿に敷いて天板に乗せると、パイ生地の底が温まる時間が遅くなり、パイ生地がダレてしまいます。
パイ生地と一緒にフィリングを加えて焼くレシピがあります。
この場合は、フィリングの水分が加わって、生焼けの原因になりやすくなります。
オーブンから出したら生焼けだったという時は、オーブンの設定温度を上げるか、天板を下段にセットしましょう。
生焼けのパイ生地にしっかりと火を入れるには、パイの上部よりも下部に火を加えることで
解消できます。
パイの焼き加減はこうやって判断しよう!
パイは、生地がフィリングに隠れるので、火が通っているかわかりにくいですよね。
パイ生地をサクサクに香ばしく仕上げたい時は、面倒でも空焼きをしましょう。
空焼きは、パイ生地をパイ型に敷き、その上にホイルをかぶせます。
ホイルの上に、重石や豆類を敷き詰めて180℃のオーブンで10分ほど、焼き色がつくまで焼きます。
空焼きでパイ生地をしっかり焼ききることで、フィリングを乗せても、生地が柔らかくなりません。
フィリングを挟んで作る場合は、フィリングをしっかり冷ますことと手早く準備をすることがポイント。
パイ生地が温まると、パイの層が壊れます。
焼き加減についての見分け方は、まずは見えている部分の焼き色を見てみましょう。
フィリングを囲んでいるサイドが、こんがりきつね色になっていることを確認しましょう。
フィリングの下の生地が焼けているかは、型とパイの間にナイフを差し込んでみます。
型から剥がれやすくなっていたら、焼き上がりの合図です。
まとめ
パイ生地の生焼けについて、焼き直し方法と、生焼けかどうかを判断する方法をご紹介しました。
パイの生焼けには、パイの底の部分の温度を上げることで、焼き直しの対処ができます。
底までしっかり焼き切れているパイは、型から外しやすくなっています。
これを目安にすれば失敗なしです。
どうぞ参考にしてみてくださいね!