きょう玉ねぎを買ってきたのですが、皮を剥いて切ろうとした時、なんとなくヌルヌルしたぬめりを感じました。
玉ねぎを半分に切ると、膜のようなものがあって、包丁が入りにくいんです。
このヌルヌルは何なのでしょうか?
すでに玉ねぎが腐っているということ!?
新鮮な玉ねぎを選んだつもりでしたが、目利きを間違えてしまったのでしょうか。
玉ねぎがヌルヌルしているのは腐っているからなのか。
ヌルヌルの正体と、玉ねぎが腐っているかの見分け方についてご紹介します。
玉ねぎがヌルヌルするのはなぜ?薄い膜はなに?
料理には玉ねぎは欠かせませんよね。
必ず台所に玉ねぎを常備している方も多いでしょう。
私も玉ねぎは欠かさずに常備しています。
玉ねぎの表面の皮を剥くと、薄い膜やヌルヌルっとしたものが指に触ることがありますよね。
ヌルヌルするので、もしかして腐っているのでは?と勘違いしやすいのですが、このヌルヌルは、れっきとした玉ねぎの旨味成分なんです。
このヌルヌル、玉ねぎに含まれるセルロースやペクチンという糖類が複合したもので、玉ねぎの水分と混ざって、ぬめりを発生させるんですね。
玉ねぎに火を通すと甘くなるのは、この成分が作用しています。
ですから、玉ねぎを剥いたり、切った時にヌルヌルしたり、包丁に膜が引っかかっても、それは腐っているわけではありません!
ただ、玉ねぎは水分が豊富で、実はとてもデリケートな野菜です。
日持ちさせるためには、中身が腐らないように、通気が良い低温な場所に保管しましょう。
真冬でしたら、涼しい場所に常温でおいておいてもいいですが、それ以外の季節は、冷蔵庫に入れるほうが日持ちしますよ。
我が家は、真冬でも比較的台所が暖かいので、年中冷蔵庫の野菜室に入れています。
玉ねぎがじゅくじゅく・・・食べられる?腐ってるかどうか見分ける方法は?
毎日のように玉ねぎを食べていても、意外と新鮮な玉ねぎの見分け方を知っている人は少ないかもしれません。
玉ねぎの表の茶色い皮は、乾燥していて固い繊維なので、これ自体が腐ることはありません。
ですので、中身が悪くなっても、なかなか外からは気がつかないことが多いんですよね。
玉ねぎのぬめりは、甘みを作るペクチンやセルロースの複合物質が水分と混ざると発生します。
そして、このぬめりを発生させる玉ねぎの水分が腐ると、途端に繊維を壊します。
時間が経ったり、玉ねぎを強くぶつけると、白かった玉ねぎが茶色く変色してきて、柔らかくなって表面に水が出てきたりします。
その段階になると、嫌な臭いも発生して、触ったり、軽く押すと、じゅくじゅくしているのが感じられます。
こうなると完全に腐っているので、残念ですがもう食べられません。
新鮮な玉ねぎを選ぶコツは、
- 表面にぶつけた跡や切り傷がない綺麗なもの
- 表面の皮にツヤがあるもの
- 全体的に乾燥して見えるもの
- 乾燥して見えても玉ねぎのてっぺんに芽が出てないもの
これらを目安に選びましょう。
まとめ
玉ねぎのヌルヌルの正体と、玉ねぎが腐っているかどうかの見分け方をご紹介しました。
ヌルヌルは、玉ねぎの甘み成分だったんですね。
この糖類による複合物は、新鮮なうちは水分とともに旨味を引き出します。
ですので、ヌルヌルしていても慌てて捨てたりせずに、匂いや色、固さをチェックしてみてくださいね。