楽しみにしていたクラシックコンサート。
待ちに待った日が近づいた頃、風邪をひいてしまいました。
静かなホールで咳をしてしまったら・・・と思うと、行くのをやめようかなとも思ったけれど、人気のコンサート。
やっとチケットが手に入ったのだから是非とも行きたい!
咳対策、何かないかしら?
とっさに咳を止める方法はない!?
・・・出てしまう咳は止めることができませんよね。
肝心なのは演奏直前の準備です!
さぁどうする!?
今回は、元クラシック音楽関係の仕事をしていた私が、クラシックコンサートでの咳の対処法とマナーについてご紹介します。
クラシックコンサートの咳はマナー違反?風邪をひいたらどうすればいい?
風邪が流行る冬の時期。
コンサートホールも乾燥していて嫌な予感。
案の定、開演直後突然の咳連発!
一斉に周囲から無言の「出て行け」という空気が刺さります・・・。
たまらくなり、そそくさとロビーに出ました。
このような場合、一度客席から退出すると、曲が終了するまで再入場ができません!!
そのため、開演前の咳防止が必要になります。
最近のコンサートホールは空調も整っていて、極度な乾燥を感じなくなりました。
しかし、風邪をひいていると、ホコリや空気には敏感になりますよね。
マスクは必須です。
そして、できれば、開演前に咳止めの薬と十分な水分を摂っておきましょう。
早めに席に着き、室温や空調の加減に体を慣らしながら、静かに待ちましょう。
コンサート中の咳止めは何が効果的?対処法教えます!
不可抗力であっても、コンサート演奏中の咳は嫌われものです。
さらに、咳が出始めてから処置をし始める動作は、咳よりも迷惑行為、と言われます。
例えば、コホッと咳が出てから、バッグを開けてのど飴を出そうとしますよね。
ところが、飴のセロファン紙を剥く時のパリパリ音は、想像以上に周りに響きます。
時々ペットボトルの水を飲む人を見かけますが、ホール内は飲食禁止です。
ですので、開演前の処置が重要になります。
水分はロビーで補給しておき、開演中マスクは常にしたままで過ごします。
開演ベルが鳴り、演奏者が現れる間際にのど飴をお口にポイ!
のど飴は噛まないでゆっくり喉を潤しながら、ご鑑賞ください。
個人的にオススメなのは、音のしない柔らかいポリエチレンの袋にグミキャンディーを入れて用意しておきます。
開演直後にグミを1〜2つ口に入れておきます。
そのままグミの袋とバッグの口を開けておき、喉の異変を感じたら再びグミをそっと取り出します。
袋も音がしませんし、グミも柔らかいので音が漏れにくいです。
普通の飴だと音が出やすいですし、フリスクやミンティアだと粒が小さいので、すぐに溶けてなくなってしまうんですよね。
まとめ
クラシックコンサート中の咳の対処方についてご紹介しました。
クラシックコンサート中のマナー違反は、なんといっても「音」です。
咳をはじめ、ちょっとした物音も嫌われてしまいます。
喉の乾燥を防ぐために、常に舌を上顎に付けておくのも予防の1つになりますよ。
喉が渇きにくく、ホコリなどで突発的に咳が出るのを防げます。
準備万端整えば心配ナシ。
素敵な演奏を楽しんでください!
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