初めてのクラシックコンサート鑑賞。
大きくて綺麗なコンサートホール、
徐々に埋まる客席。
ブザーが鳴り、演奏者入場と共にコンサート開始。
途中で休憩を挟んでも、
初めてのコンサートは少し長く感じました。
最後の曲が終わると満場の拍手が響き渡り、
一度ステージから降りた演奏者が
まもなくステージに戻って来ました。
後からあれは「カーテンコール」
と言うものだと友人から聞きました。
でも、なんで何度も繰り返すのでしょうか?
また、クラシックコンサートでは、
客席の皆さんが打ち合わせでもしたかのように、
拍手のタイミングがぴったりでした。
何か、決まりはあるのでしょうか?
カーテンコールは、出演者にとって評価のバロメーターです。
また、拍手の仕方には、ちょっとしたコツやルールがあります。
クラシックコンサートでのカーテンコールと、
そのタイミングやルールのお話をします。
クラシックコンサートのカーテンコールが長いのはなぜ?
観客達は、素晴らしい演奏をした演奏者達に、
賛辞を送る拍手や声がけをしてコンサートの成功をたたえます。
それを見て演者達は、感謝を表すためにもう一度
スタージに戻りお客達の賛辞に応えます。
これがカーテンコールです。
ここで間違われやすいのは、
演者達にもう一回何か演奏を催促するアンコール。
アンコールとカーテンコールは別物ですので気をつけましょう。
アンコールの場合は、アンコールを催促する声がかかります。
演奏者にアンコールの予定がある場合は、
数回ステージを行き来した後ステージに残り、
挨拶と演奏を始めます。
長丁場の演奏を終えた演奏者達は、
常にアンコール曲を持ち合わせているとは限りません。
5〜6回カーテンコールがあり、
客席からも「アンコール!」の催促もゼロであれば、
その日はアンコールはない、と認識できます。
クラシックコンサートの拍手のタイミングは?
はじめてのクラシックコンサートで
誰もが戸惑うのは拍手のタイミングですね。
最初の頃は、誰でも全くわかりません。
そういう時は周囲を真似しましょう。
曲の終わりにはさまざまな「間」があります。
これはコンサートの常連でなくては、
なかなかわかりません。
ですので、観客の多数が拍手を始めてから
ゆっくり後に続くと良いでしょう。
また、楽章に分かれた曲の場合、
楽章の合間の拍手は曲全体の流れを止め、
演奏者達の士気に影響しやすいのでタブーです。
くれぐれも注意しましょう。
まとめ
クラシックコンサートでのカーテンコールと
拍手のマナーについてお伝えしました。
何事も初めては緊張しますが心配は無用です。
拍手のマナーがわからない時は、
周りに合わせれば問題ありません。
それでも自然な拍手を送りたい、とお考えならば、
前日などに曲をチェックして聴いておくのも
いいかもしれませんね。
マナーを守って楽しいコンサートを!