買って数日冷蔵庫に入れっぱなしのブロッコリー。
今日食べてしまおうと全部茹でました。
ところが、漂う湯気からどことなく酸っぱい感じの臭いが。
冷蔵庫に入れておいたのにもしかして腐ったのかと不安になりますよね。
茹でてしまったブロッコリーの臭いを消して、おいしく食べてしまう方法はあるのでしょうか?
ブロッコリーから放たれるあの独特の臭いには理由があるんです!
ブロッコリーが臭いのは腐っているせいなのか、腐ったブロッコリーの簡単な見分け方、ブロッコリーから独特の臭いがする時の対処の仕方についてご紹介します。
ブロッコリーが臭いのはなぜ?臭いや味で腐ってるか見分けるには?
ビタミンC、E、葉酸やカリウム、食物繊維が豊富なブロッコリー。
温野菜や炒め物、料理の彩りなど万能な野菜ですね。
お弁当にも入れやすいので、私が最も頻繁に買う野菜のうちのひとつです。
そんなブロッコリーですが、苦手な人からは「あの臭いがイヤ」という声も。
私も時々、茹でたブロッコリーから、どことなくツンと辛味を帯びたような
独特な臭いを感じることがあります。
かすかに酸っぱい臭いのような気もするので、もしかして腐っている!?とドキッとすることもあります。
あのブロッコリーから感じる独特の臭いの正体は、ブロッコリーの辛味成分「イソチオシアネート」によるものです。
実は、収穫後もブロッコリーは一つ一つの蕾の部分から、常に呼吸している状態なんですね。
ブロッコリーが酸欠になると、イソチオシアネートからガスが排出されて強い臭いを発するのです。
ガスだからなのか、あまり良い臭いとは思えないため、この臭いが苦手な人も多いんでしょうね。
ただ、ガスが発生したからと言って腐ったかというと、そうではありません。
ですので、ブロッコリーが腐っているか見分ける場合は、臭いだけで判別するのでなく、以下の特徴があるかチェックしましょう。
【ブロッコリーが腐ったときの見分け方】
・全体が黄色く変色
・茎部分からぬめり
・蕾部分が落ち始める
・ゆでると崩れる
これらのような状態であればブロッコリーが腐ったと言えるので、食べるのは控えましょう。
簡単にブロッコリーの臭いを消す方法とは?
ブロッコリーの臭いの原因は、腐っていることとは直接関係しないとわかりました。
そうなると、あの独特な臭いを消しつつ、美味しく食べる調理方法が知りたくなりますよね。
すでに茹でてしまった!という場合に臭いを消す方法は、まずは焼くことです。
焼いたときの香ばしい香りのおかげで、不快に感じるガスの臭いが落ち着きます。
フライパンやオーブン、グリルなどで、ブロッコリーに焼き目がつくまでじっくり焼くほどに、臭いが気にならなくなります。
つづいては、揚げること。
天ぷらやフライ、素揚げなど、油を通すことで独特の臭いが軽減されます。
そして、香辛料などを加えること。
ブロッコリーをニンニクと一緒に炒めたり、カレー粉を加えるなど、香りの強いものと合わせます。
私はよく、ブロッコリーのペペロンチーノを作ります。
オリーブオイルを熱し、スライスしたニンニクと赤唐辛子とブロッコリーを炒めます。
ベーコンがあれば、なおGood!
塩コショウで味付けします。
オリーブオイルとニンニク、ベーコンの香りで、ブロッコリーの嫌な臭いは感じにくくなりますよ!
まとめ
ブロッコリーの臭いの正体と腐った時の見分け方、そして、臭いを消す調理法についてご紹介しました。
ブロッコリーの独特の臭いは、ブロッコリーの呼吸によって放たれるガスが原因です。
ガスが発生したせいで臭いがしても、ブロッコリーに変色がなく、ぬめりや崩れがなければ、臭いを感じにくい簡単な調理方法で食べることができます。
ですので、ブロッコリーが腐っているかどうかは、臭いだけで判断せずに、色や柔らかさをチェックしてみてくださいね。
でも、一番いいのはやはり新鮮なうちに食べること。
もし買ってから数日食べないのであれば、固めにゆでて冷蔵庫に保存しておくといいですよ!