赤ちゃんにシュークリームを食べさせるのは、ちょっと待ってください！
中に入っているクリームは生ものです。
赤ちゃんに食べさせると、アレルギーを誘発したり、消化不良でお腹の調子が悪くなるかも・・・。
どうしてシュークリームを赤ちゃんに食べさせるのがNGなのか、3人の子育てを終えたベテラン主婦が詳しく解説します！
Contents
カスタードクリームは何歳から食べさせる?赤ちゃんにあげちゃダメな理由とは?
カスタードクリームの主な材料は、卵、砂糖、薄力粉、牛乳です。
うちの子は、卵も牛乳も小麦粉もアレルギーがないから、大丈夫！？
でも思い出してください。
赤ちゃんに食べさせる時、卵はしっかり加熱する必要がありますよね。
初期は、しっかりゆでた卵黄。
中期に入ったら、しっかり加熱した炒り卵など。
だけど、半熟卵や生卵は？
しっかり加熱した卵は平気でも、半熟卵や生卵はアレルギー反応が起こることがあります。
それに、食中毒も心配です。
でも、カスタードクリームは加熱して作られてるから、平気なのでは？
ところが、カスタードクリームに含まれている卵は、しっとり仕上げるために半熟状態になっています。
だから、赤ちゃんにカスタードクリームはNGなのです。
赤ちゃんが生卵や半熟卵を食べられるようになるのは、2歳を過ぎてからです。
シュークリームを食べさせるのは、2歳を過ぎてからにしましょう。
もし周りの人が食べていて、赤ちゃんも食べたそうにしていたら？
その時は、クリームのついていない皮の部分を、食べさせてあげてください。
赤ちゃんも、みんなと同じものを食べたいですからね。
楽しい気分だけを、味わわせてあげましょう。
赤ちゃんにホイップクリームを与えるのはあり？
シュークリームの中身は、カスタードクリームとは限りませんよね。
ホイップクリームが入っていることもあります。
中身がホイップクリームの場合は、赤ちゃんにあげてもよいのでしょうか？
ホイップクリームは、乳脂肪を原料にした動物性と、植物性油脂を加工したものがあります。
どちらも油の仲間です。
お子さんは、牛乳にアレルギーはありませんか？
もしアレルギーがないのでしたら、1歳過ぎてから、大さじ一杯くらいなら食べさせることができます。
でも食べ過ぎると消化不良を起こして、お腹の調子が悪くなるかも…。
欲しがるからと言って、食べ過ぎはよくありません。
赤ちゃんの健康を考えて、適量を食べたら「ハイ、おしまい。ごちそうさま。」と切り上げてあげましょう。
ちなみに、生クリームを使ったケーキはいつ頃から食べさせてもいいかは
2歳誕生日ケーキに生クリームはOK?食べさせていいかはどう判断するの?
で、詳しく紹介しています。
1歳の子供にクリームパンを食べさせるのは非常識？
あなたは市販のクリームパンのパッケージの裏を、見たことがありますか？
クリームパン1個のカロリーは、およそ300kcalもあります。
そして糖質がとても多く含まれています。
1歳の子供に必要な1日のカロリーは、およそ900kcalです。
単純に3食で割ると、１食当たり300kcalです。
クリームパン一つで、１食分のカロリーになってしまいます。
それに、1歳でしたら今はまだ味覚を形成している最中ですよね。
そんな時期に甘みの強いクリームパンを食べさせたら、どうなるでしょう？
甘みへの感覚が鈍くなって、甘みの強いものばかり食べるようになるかもしれません。
そうなれば、生活習慣病まっしぐらになってしまうかも・・・
それに、中に入っているのはカスタードクリームですよね。
カスタードクリームは、2歳までNGです。
もし将来の子供の健康を願うのであれば、クリームパンは避けたい食べ物です。
たとえ2歳を過ぎたとしても。
人の脳は、甘みに快楽を覚えるようにできています。
だから甘みに慣れるのは恐ろしいほど早いんですよね。
私は普段、甘い飲み物は飲みません。
でもある日、娘とカフェに入りました。
たまには、普段飲まないものを試してみようと思い、キャラメルマキアートを頼みました。
甘いかなぁ・・・と思ったら、やっぱり甘かった！
こんな甘いもの、最後まで飲み切る自信ありません！
娘にも、「そんなに嫌なら残せばいいじゃん」と言われるほど、私には甘すぎる飲み物でした。
ところが、2口3口と飲んでいるうちに、それほど甘くないような気がしてきました。
さらに飲み続けると、たいして甘くないと思えてきました。
結局、最後まで飲み切ってしまいました。
・・・慣れってホントに怖いのです。
赤ちゃんに食べさせるものは、くれぐれも薄味にしてくださいね。
まとめ
赤ちゃんにシュークリームを食べさせるのはNGです。
もし食べさせるとしても、クリームの付いていない皮の部分だけにしましょう。
カスタードクリームは2歳から、ホイップクリームは1歳から食べさせることができます。
食べられるようになったとしても、食べ過ぎには注意してあげてくださいね。
将来の健康のために。