玄米茶は、赤ちゃんに飲ませても大丈夫なお茶だと言われています。
でも、その考えは見直した方がいいかもしれません。
それは、玄米に含まれるグロブリンという物質に関係があります。
赤ちゃんに玄米茶はいつから飲ませていいのか、ご紹介します。
玄米茶は赤ちゃんに飲ませない方がいい?飲ませるならいつから?
玄米茶は、茶葉と玄米を煎ったものが半分ずつ入ったお茶です。
玄米とは、白い米に精米する前のお米で、表面に薄茶色の糠(ぬか)がついています。
糠(ぬか)は、ビタミン・ミネラル・食物繊維・タンパク質などの栄養が豊富で、米の栄養の9割は、糠(ぬか)に含まれていると言われています。
それなら玄米茶を飲むのは、すごくいいことなのでは?
そうです。
大人が飲むのには、すごくいいことです。
でも、赤ちゃんが飲む場合は…?
玄米は良質のタンパク質が豊富です。
しかし、赤ちゃんはタンパク質を消化する力が未熟です。
未分解のままのタンパク質が、赤ちゃんの体の中に入ると、アレルギーの引き金になります。
その引き金を引くのは、グロブリンという物質です。
このグロブリンも、玄米の中に含まれています。
グロブリンは、細菌やウイルスから私たちの身体を守ってくれる物質です。
体の抵抗力を高めてくれて、体にとてもいい働きをしてくれます。
これが、玄米の表面にたくさん含まれています。
本来は、体にとても良いものです。
グロブリンで作られたお薬もあるくらいですからね。
でも、体の中で未分解のタンパク質に出会うと、アレルギー反応をおこすことがあります。
白米は大丈夫でも玄米はダメ、という人いますよね。
では、玄米茶はいつから飲ませればいいのでしょうか?
例えば玄米ごはんの場合、一般的に食べさせていいのは3歳を過ぎてからと言われています。
それを踏まえると、玄米茶を飲ませるのも3歳を目安にした方がよいですね。
特に、アトピーやぜんそくの兆候があるなら、玄米茶は控えた方がいいでしょう。
玄米茶のカフェインは赤ちゃんに良くないの?
玄米茶のカフェインについては、どうでしょうか?
玄米茶は玄米と茶葉がミックスされているので、茶葉は普通のお茶の半分です。
そのため、カフェインの量は緑茶やほうじ茶の半分です。
だから、小さい子どもや妊婦さんでも、安心して飲むことができます。
でも、注意しなければならないのは「カフェインはゼロではない」ということです。
玄米茶をたくさん飲むと、その分、体に入るカフェインの量が増えます。
赤ちゃんがカフェインを摂ると、寝つきが悪くなったりします。
なので、カフェインの影響を考えても、赤ちゃんに玄米茶を飲ませるのは控えることをおすすめしたいです。
どうしても飲ませたい場合は、飲ませる時間帯を午前中にするなど工夫してくださいね。
赤ちゃんにお茶を飲ませるなら玄米茶じゃなく麦茶がおすすめ
では、カフェインを気にせず、赤ちゃんに飲ませられるお茶はあるのでしょうか?
カフェインを含まないお茶としておすすめなのは、麦茶です。
普通の麦茶は赤ちゃんには濃すぎるので、2倍くらいに薄めて与えます。
赤ちゃんには水出しではなく、お湯で煮だして作ったものをお湯で薄めて、冷ましてあげるのが理想的です。
でも、そこまで手間をかけるのは大変ですよね。
大丈夫!今はいいものがあります。
それは、ベビー麦茶です。
赤ちゃんが飲むために作られた麦茶で、薄めずそのまま飲ませることができます。
中でも伊藤園のベビー麦茶は、乳児用規格適用食品に指定されています。
乳児用規格適用食品とは、放射性物質の基準が乳児用に厳しく設定されたものです。
1歳未満の乳児が口にしても、安全なレベルになっています。
まとめ
玄米茶は、カフェインが少なく体にいい飲み物です。
でも、カフェインはゼロではありません。
玄米に含まれるグロブリンも、赤ちゃんに飲ませる時は注意が必要です。
玄米茶を飲ませるのは、3歳を目安にしましょう。
赤ちゃんにお茶を飲ませるなら、ベビー麦茶を活用しましょう。
カフェインゼロで、薄めなくても大丈夫です。
赤ちゃんには、安全なものをあげてくださいね。
赤ちゃんや小さな子どもに与える食べ物や飲み物、気になりますよね。
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