もうすぐ10歳になる我が子。
全然言うことを聞かなくて、頭を悩ませているお母さん!
10歳の子どもが言うことを聞かないのは、
自分の意思があるからです。
自分のやりたいことやりたくないことが、
しっかり主張できるようになったのです!
のびのびと健全に成長しているではありませんか。
これを上手に伸ばしてあげたいですね。
それには、どうすればいいでしょうか?
10歳の子どもが全然言うことを聞かないのはなぜ?
10歳は、反抗期の入り口です。
もう小さい子ではありません。
「ああしなさい、こうしなさい」
と頭ごなしに言われると、反発するようになります。
これは、人間形成がうまくいっている証拠です。
あなたも他人から、
「ああしろこうしろ」
と命令されるのは、いい気持ちはしないでしょう?
10歳になると、子どもの行動範囲は飛躍的に広がります。
知らないうちに、遠くに住んでいる友達の家に遊びに行ったり、
びっくりするくらい遠い町に、自転車で出かけたり…。
冒険心やチャレンジ精神が、旺盛になってきます。
できることがたくさん増えて、
事によっては親より上手になったりします。
「ねえ、卵焼きってどうやって作るの?」
そんなことを息子に聞かれたのも、この頃だったような気がします。
卵焼きの黄色いきれいな形が、
どうやってできるのか疑問に思ったらしいのです。
私は即座に、息子をキッチンに連れて行きました。
「では、卵焼きを作りましょう!はい、冷蔵庫から卵を出してー」
「えっ!?えっ!?」
手取り足取り、息子に卵焼きの作り方を教えました。
今では、私よりおいしい卵焼きを作ることができます。
言うことを聞かない10歳の子どもの対処法は?
10歳は、やがて大人になるための準備が始まる時期になります。
厳しく叱りつけて、恐怖心で言うことを聞かせるのはNGです。
他人に自分のしたいことやしてほしいことを伝える方法は、
親を見て学びます。
あなたが子どもに浴びせた言葉は、
子どもが他人に浴びせるようになります。
それに厳しくし過ぎると、
子どもは表面だけ「いい子」を装います。
叱られそうなことは秘密にして、隠してしまうのです。
そのため発覚した時は、
他人様に迷惑をかけた後ということになってしまいます。
命に危険が及ぶことや、他人を傷つけるようなことでなければ、
「ちゃんと見てるぞ」
という姿勢を見せる程度で十分です。
子どもに、どうしてもやらせたいことを伝えるときは、
「○○した方がいいよ」とか、
「これやってくれると嬉しいな」とか、
「これをしてくれると助かるわ」
というような言い方に変えてください。
逆に何か良くないことをしていることに気づいたら、
「こんな事をするなんて、悲しい」
とお母さんの気持ちを伝えましょう。
そして兄弟が仲良くすることを望むなら、
兄弟を比べるのも絶対にNGです。
「○○ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?」
などと言って比べようものなら、それは
「お母さんは、あなたよりも○○ちゃんの方が可愛い。」
と言ったも同然になります!
すると、○○ちゃんが母親の愛情を奪いあう敵になります。
母親の愛情とは、それほど大きなものです。
むしろ子供たち全員に
「お母さんは、自分が一番かわいいのだ」
と思わせてあげてください。
たとえあめ玉ひとつハンカチ一枚でも、
「あなただけ特別」な何かを、作ってあげましょう。
まとめ
10歳の子供が言うことを聞かないのは、健全に成長したから。
旺盛なチャレンジ精神をしっかり伸ばしてあげましょう。
母親の愛情は、子どもにとってとても大きなものです。
自分が一番愛されていると思ってもらえるように
「特別な何か」をあげましょう。