スーパーで生ひじきを見つけました。
普段は乾燥ひじきをよく使うので、生ひじきはあまり買ったことがなかったのですが、試しに買ってみました。
ふと思ったのですが、生ひじきは料理する前に下処理が必要なのでしょうか。
サラダで食べる場合は、水洗いだけで大丈夫?
スーパーで買った生ひじきの下処理と長持ちする冷凍保存方法をご紹介します。
生ひじきの下処理方法 簡単なのはこれ!
ひじきは、スーパーで売っているものだと通常1〜2cmとほんの短いものが多いですよね。
しかし、海から採ったばかりのひじきは、実は全長が50cm〜1mと長いものなんです。
通常、岩にへばりついているひじきを干潮期に鎌などで切り取り、その後、釜で蒸して柔らかくします。
そこから天日干しして乾燥させ、また水に戻したのものが生ひじきです。
釜蒸しをするのは、生のひじきはとても硬くて食べられないのと、ひじきは無機ヒ素という毒性のある成分を含んでいるためです。
釜蒸しをすることで、水溶性の毒は消えるので、スーパーなどの店頭に並んでいる生ひじきは無害です。
とはいえ、より柔らかく美味しく食べるには、生ひじきは調理前に下処理が必要なんです。
下処理は面倒くさいのでは!?と思うかもしれませんが、心配ご無用!
ひじきの下処理はとっても簡単なので、ほかの食材の準備の合間にできちゃいます。
ひじきの簡単な下ごしらえ方法は、よく水洗いした生ひじきを沸騰したたっぷりのお湯に入れ、2〜5分茹でるだけです。
ゆで時間は、ひじきの量や太さ、長さで調節してください。
ゆであがったひじきのお湯を切り、その後調理すると、ひじきに味がなじみやすく美味しくなりますよ。
この一手間が、ひじきをおいしく食べるポイントです。
生ひじきは下処理後に冷凍保存すればいいの?
カルシウムやミネラルがたっぷりで、鉄分や食物繊維も摂れるひじきは、栄養補給の味方です。
定番のひじきの煮物はもちろんのこと、デパ地下風のサラダや炊き込みご飯にしても美味しいですよね!
ひじきは、下処理したらすぐに食べるのが一番美味しいですが、食べきれない時は冷凍保存がおすすめです。
ひじきは湿気に弱く、下処理した後はカビが発生しやすくなり、あまり長持ちしないんです。
ひじきの冷凍保存方法は、ひじきの水をよく切り、小分けにしてラップで包みます。
その後、ジップロックなどの冷凍保存袋に入れて、空気を抜きながら封をします。
下処理後のひじきの消費期限は、冷蔵保存で2〜3日が限度です。
でも、空気をしっかり抜いた状態で密封して冷凍保存すれば、1〜3ヶ月はキープできますよ。
食べる時は自然解凍、もしくは、凍ったまま鍋にポンと入れて調理できます。
そして、ひじきは調理をした後でも、冷凍保存が可能です。
粗熱をとったら、同じく小分けしてラップに包み、さらに冷凍保存袋に密封して冷凍庫へ入れます。
煮物など調理済みのひじきは、冷凍庫で3〜4週間ほど、キープしておけますよ。
私は、ひじきの煮物をいつも多めに作って、お弁当用に小分けして冷凍保存しています。
朝はレンジで解凍するだけで(夏は凍ったままでもOK)お弁当のおかずになるので、とても便利ですよ~
生ひじきの下処理方法と保存方法のまとめ
生ひじきの下処理の方法とおいしく保存する方法についてご紹介しました。
釜蒸ししてある生ひじきでも、調理前に下処理をしておくことがおいしく食べるポイントです。
ひじきに一手間加えることで、柔らかくふっくら調理できます。
下処理したものも、調理後のものも、空気が入らないように密封すれば、冷凍室で比較的長期間保存することができます。
生ひじきの下処理はとても簡単です。
ぜひ一手間加えて、柔らかく美味しいひじきを食べてくださいね!