なぜかウチの子は、ご飯を食べるのが遅い。
給食の時間に、ちゃんと食べられるのか心配です。
子供が早くご飯を食べられるようにするには、
どうしたらいいのでしょうか?
そもそも、どうして食べるのが遅いのでしょう?
3人の子どもを育て上げたベテランママの私が解説します!
子供がご飯を食べるのが遅い原因は?こんなこと思い当たりませんか?
子供がご飯を食べるのが遅い、と聞いたとき思いました。
「えっ、それって私のこと!?」
幼稚園の時も小学生の時も「給食を食べるのが遅い」
と言われ続けた苦い思い出が、よみがえります。
では、私はどうして食べるのが遅かったのでしょうか?
まず、私は標準より小さく生まれてきました。
その後の成長に特別な問題はなく、順調に育っていました。
でも、最初が小さかったので、標準の子よりは小さいままでした。
だから母親は、少しでもたくさんのご飯を食べさせたいと思ったようです。
ある程度時間がかかっても、一定量のご飯を残さず食べさせようとしました。
迷惑なのは私の方です(苦笑)
体が小さいので、そもそもそんなにたくさん食べる必要がないのですから。
普通の子より少食なのに、
時間をかけて無理やり全部食べさせられるのは苦痛です。
それで、わざとゆっくり食べて、
「もうお腹いっぱいで食べられない」
とアピールして、多すぎるおかずを残すのが作戦でした。
ですが、ごちそうさまをした後でも、
母親は残ったおかずの器を片付けませんでした。
気が向いたらつまんで食べるかもしれない、
とわざとそのままにしていたらしいのです。
私には、食器を片付けない母親が
だらしないとしか思えませんでしたけど…。
つまりこれは、
「決められた時間に食べること」
よりも、
「どんなに時間がかかっても残さず食べること」
に重点を置いた食生活でした。
食事時間は、事実上無制限。
早く食べるなんて、概念すらありません。
食べるのが遅くなって当然ですね。
こんなご飯の食べ方をしていると、メリハリのある生活ができません。
それに、ダラダラと食べることは、胃腸にも良くありません。
胃腸には、食べ物が入ってこない空っぽの時間が必要だからです。
一定の空腹時間に、胃腸は粘膜の修復や掃除をしています。
空腹の時間がないと、胃腸は十分に回復できず、消化吸収する力が落ちます。
その結果、食欲がなくなってしまいます。
私も小さい頃は、常に胃もたれを起こしていたような…。
とにかく、その子の食欲以上に食事時間を長くするのは、
やめてあげてください。
子供がご飯を食べるのが遅いときの対処法は?こうすれば早く食べられるようになる!
では、少しでも早く食べられるようにするには
どうすればいいでしょうか?
まずご飯を食べる時、ある程度時間が経ったら、
まだ食べていなくても片付けましょう。
目安は、周りの大人が食べ終わってから数分後です。
ダラダラと食べさせるのをやめて、
決められた時間に食べる習慣をつけるためです。
そんなことをして、少ししか食べられなかったら、
あとでお腹が空いちゃうじゃないの!?
そうです!
「決められた時間にちゃんと食べなければ、お腹が空いてしまう。」
ということを教えるためにそうするのです。
3時のおやつ以外の、中途半端な間食はやめてください。
そうすれば、次の食事ではおなかペコペコで、
ご飯をパクパク食べることでしょう。
もし思惑どおりに食べなくても、
「早く食べなさい!」
と口うるさく急き立ててはいけません。
食事は、あくまで楽しんで食べるもの。
強制しては楽しくありません。
食べること自体を嫌いになってしまったら、本末転倒です。
決められた時間内に、空腹状態で楽しく食べさせること。
これを習慣にすれば、
決められた時間内でもちゃんと食べられるようになります。
それでも他の子よりは遅いかもしれませんが、
そんなことは気にしない!
それは、もはや個性の範囲内です。
何でも早ければいいというものではありませんからね。
まとめ
子供の食べるのが遅いのは、
少しでもたくさん食べさせようとした親心の結果です。
ダラダラと無理に食べさせようとせずに、
ちゃんとした空腹時間を作ってあげましょう。
ご飯をおいしく楽しくする習慣が、食べるのを早くするコツですよ!