プラスチックのタッパーを繰り返し使ったある日、タッパーにポツポツとついた白い汚れを発見しました。
当初は爪で擦ると消える程度でしたが、徐々に、この汚れが固い結晶になってしまったのです。
タッパーを繰り返し使っていると、なんとなく浮き上がる白い跡…嫌な汚れですよね。
この汚れの原因はいくつかあります。
そこでこの記事では、タッパーの白い汚れの種類別の発生原因とそれぞれの落とし方についてご紹介します。
タッパーの白い汚れの原因は意外なアレ!
まず考えられるタッパーの白い汚れは、洗った時の水分や麺類、こんにゃくなどに含まれるカルシウムの結晶であることが多いです。
この汚れは、斑点のように浮いてきて、爪で擦ると取れるものもあります。
ただ、カルシウムは蓄積します。
洗い残した結晶に、さらに結晶が付着して、大きなシミになってしまうこともあります。
カルシウム汚れの他には、ミートソースやカレーなどの油残りの汚れです。
タッパーの角や、タッパーについた傷に入り込んだ油は、酸化してシミを作ります。
また、電子レンジを使用した場合、古い油が付いた部分が高温になり、タッパーの素材をわずかに溶かしてしまうことがあるんですね。
また、ごく稀ですが、タッパーに耐熱限度を超えた温度の食べ物を入れたり、長時間レンジにいれたことによって、タッパーが柔らかくなることがあります。
高温で変形した部分が、冷めた時に白く変化することもあるのです。
タッパーの形が著しく変わってしまうと、蓋の開け閉めが困難になったり、タッパーの密閉度が下がります。
タッパーの色がよどんでしまい、洗っても元の色に戻らない場合も、タッパーの劣化と考えてよいでしょう。
慣れて使い勝手が良くても、こうなると衛生的に良くありません。
タッパーの形や色が変わってしまったら、新しいものと交換する方が良いですよ。
タッパーの白い汚れの簡単な落とし方は?
では、タッパーの白い汚れを簡単に落とす方法を、汚れごとに紹介してきましょう。
まず、カルシウムの結晶を取るには、クエン酸やお酢が効果的です。
タッパーが浸かる大きさのボウルに熱湯を入れ、クエン酸かお酢を混ぜます。
そこにタッパーを浸けて、冷めるまで待ってから洗い落とします。
カルシウムはクエン酸によって中和されるので、タッパーについた結晶が消えますよ。
もし汚れが酷く、1回で落ちなかった場合は、何度か繰り返してみてください。
続いて、油汚れによる白い汚れを落とす場合ですが、同じくタッパーに熱湯を入れて油を浮かせます。
または、タッパーにお湯を注いだ後、重曹を加えて半日ほど置いておきます。
その後、食器用洗剤で洗うと、大概の油汚れはきれいに落ちますよ。
ただし、タッパー自体が溶けたり、変形しているせいで白い汚れのように見える場合は、残念ながら落とす術がありません。
この場合は、新しいタッパーと交換する時期の目安にしてくださいね。
まとめ
タッパーについた白い汚れの原因とそれぞれの汚れの落とし方を紹介しました。
タッパーを長くきれいに使うコツは、タッパーにキズをつけないことです。
タッパーにこびりついた汚れを手っ取り早く落とそうと、ついつい研磨剤入りの洗剤や金属タワシで擦ってしまうことがありますよね。
しかし、これは逆効果なのです。
タッパーの傷に油やカルシウムの結晶が入り込むと、汚れを落とすことがかえって難しくなってしまいます。
ですので、頑張ってこすり過ぎないように気をつけましょう。
特に、キムチを入れた場合、タッパーについたキムチ臭が取れなくて困ったことありませんか?
そこで、タッパーについたキムチのニオイや色を落とす方法をタッパーがキムチくさい!臭い取りと色落としに効果テキメンなワザ8選!で紹介しています。
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