雨の季節、室内で除湿機を使いっぱなしにしていたら、変なにおいが漂ってきたという経験、ありませんか?
なんとなく酸っぱいこのにおいは、いったいどこからくるのでしょうか?
実は、においの元は、湿気から取り込んだホコリや除湿機内のカビが原因なんです!
除湿機から漂う酸っぱい臭いの原因と、簡単にできるにおい対策について紹介します。
除湿機から酸っぱい臭いがするのはなぜ?
ジメジメの梅雨の時期に、去年買った除湿機を作動させました。
使い始めて2〜3日たったころ、部屋がなんだか酸っぱい臭いがするように感じました。
今までに感じたことがなかった臭いだったので、その時は、除湿機が原因だとは考えもせず・・・
が、同じ経験をしたご近所さんから「除湿機はちゃんと掃除してる?」と聞かれて、ハッとしました。
今年になってから使う前に、フィルターやタンクを掃除してなかったんです。。
実は、この室内に漂うなんとなく酸っぱい感じの臭いは、除湿機のカビの臭いなんです。
除湿機のシステムでは、取り込んだ空気を熱交換器で冷却して湿気を水に変えます。
そして、湿気を抜いた乾いた空気を外へ出す仕組みになっています。
除湿器の熱交換器付近は汚れが溜まりやすく、変換した水分が熱交換器の中に滞って汚れ、
これを放っておくとカビを作ります。
乾燥させた空気がカビとともに外へ放たれ、臭いの原因となるのです。
カビができるのは湿気が原因ですので、常に除湿機の内側も外側も乾燥しているよう、こまめに除菌や乾燥をすることが大事です。
空気清浄や送風モードがついていれば、除湿器を使用後1〜2時間稼働させると、除湿器の中を乾燥させることができますよ。
シーズンオフに押入れなどにしまう時は、除湿器をキレイに掃除して、ほこりが入り込まないようカバーをしたり箱に入れるなどして収納しましょう。
そして再び使用する前には、フィルターやタンクにほこりがついていないかをチェックしましょう。
除湿機の臭い対策 簡単だけど効果テキメンな方法!
除湿機を使いながら室内を清潔に保つために、フィルターが活躍します。
フィルターはある意味、除湿器の中の汚れを外に出さない防波堤の役割を果たすため、常に
清潔にしたいものですよね。
除湿器の嫌な臭いを防ぐためには、簡単だけど効果的な方法がありますよ!
まずはフィルターを取り出し、ほこりを掃除機で吸い込んでから、ハイターなどの塩素系漂白剤で漬け置きして除菌します。
大きなタライや洗面台かキッチンのシンクに水を張り、取り扱い説明通りの分量の漂白剤を混ぜて溶かします。
そこにフィルターを1時間ほど漬け、その後、すすいでから天日干しやドライヤーでしっかり乾かしましょう。
また、フィルターだけでなく、水が溜まるタンクもカビの温床となります。
タンクの中をしっかり洗った後、タンクにも塩素系漂白剤を吹きかけ、乾燥させて防菌します。
フィルター掃除は漬け置きだけですし、汚れが溜まる前にこまめに掃除するようにすれば、
それほど手間はかかりません。
もし、漂白剤のにおいが苦手な場合は、ぬるま湯1Lに重曹大さじ4杯を溶かした重曹水への漬け置きやスプレーでも効果があります。
重曹スプレーよりも、もっと手軽に消臭や除菌をしたいときは、こちらの「ジアニスト」という次亜塩素酸水が便利ですよ。
原料は水と塩だけなので、スプレーした後もフィルターにスプレーした跡は残りませんし、においもありません。
これひとつで除菌と消臭ができるので、フィルターにスプレーしておけばカビも防げます。
フィルターだけでなく、部屋や衣類の除菌・消臭にも使えます。
|
また、除湿器本体の表面につくホコリも、こまめに取りましょう。
それでも臭いが取れない場合は、除湿器を分解して内部を掃除する必要があります。
普段は、除湿器の内部まで分解して掃除することはないので、カビや埃がたまったまま放置になりやすく、嫌な臭いを助長させるのです。
しかし、除湿器の取扱説明書には、分解方法は載っていませんよね。
自己流で除湿器の中を開けると、故障の原因になりかねませんので、どうしても分解したい場合は、メーカーや販売店に依頼しましょうね!
実は除湿機の水は汚いって知ってた?
梅雨の季節のピークには、数時間もしないうちに除湿機のタンクが水でいっぱいになりますよね。
まさか除湿器のタンクの水、再利用してませんよね!?
実は除湿器のタンクの水は、すっごく汚れているんです!!
もとは室内の湿気を含んだ空気から取ったもの・・・つまりホコリだらけです。
そして、除湿器内に溜まったゴミやカビも流れてきます。
うっっ!想像するだけで、結構やばそうな水に思えてきましたね。
この水は、当然ですが洗濯の水や花の水やりには使えませんね。
もしどうしても何かに使いたいと思うのでしたら、トイレ掃除に使うと良いでしょう。
あとは、ベランダの排水溝の掃除とかでしょうかね。
ということで、除湿器のタンクに溜まった水の再利用はおすすめしません!
まとめ
除湿機の酸っぱい臭いの原因とその対策を紹介しました。
除湿機の酸っぱい臭いは、中に溜まったほこりやカビが原因だったんですね。
とにかく対策としては掃除、清浄、防菌を心がけてください!
特にフィルターは、週に1回の塩素系漂白剤への漬けおきで効果が上がります。
漂白剤が苦手だったら、重曹水でもOKですよ。
カビは、喘息やアレルギーの原因になる可能性があるので、除湿器の清潔を心がけて、快適に過ごしましょうね。