冬場、気温が低くなる地域に住んでいると
出勤時に車のフロントガラスが凍結していて、
出勤までに時間がかかる時があります。
私は生まれも育ちも北海道なので、
冬の朝は毎朝のようにフロントガラスの凍結と
除雪や車に積もった雪をはらうのに時間を取られて
出勤前から疲れる・・・なんてこともしばしば。
しかし、こんなに長年北海道という雪国に住んでいながら
フロントガラスの凍結に毎朝苛立ちながら
ガリガリ削っていました（笑）
北海道では霜程度の凍結の日もあれば、
数センチほどの分厚い氷がついている日も少なくありません。
それだけ凍結に悩まされている私ですが、
アルコールスプレー（解氷スプレー）という画期的なものを
使用するようになったのは、実は数年前なんです。
と、いうのも、
毎朝の事でしたので、除雪と雪下ろしをしている間、
車のエンジンをかけ暖気運転をしていたので
解氷スプレーがなくてもフロントガラスの氷は
溶けていたため、そんなに気にしたことがなかったのです。
ですが、同じ北海道内でも住む地域が変わると
気候も変わってしまうので、暖気運転しても氷が溶けず、
アルコールスプレーのお世話になることにしました。
すると、感動するほど簡単に凍結していた
フロントガラスの氷が溶けて行ったのです！
さすがに分厚い氷には歯が立ちませんでしたが、
一番イラっとする削っても取り切れない氷には
とってもいいものだと思いました！！
私は市販のものを買って使用していましたが、
なんと簡単に自作できるそうで、もっと早く知りたかった～！
そこで、フロントガラスの凍結対策に便利な
アルコールスプレーについて、
なぜアルコールで氷が解けるのか、
便利な使い方などご紹介します。
車のフロントガラスの凍結はアルコールで溶けるのはなぜ？
車のフロントガラスに張り付いてしまった氷が
なぜアルコールで溶けるのか。
それは、水は0℃になると凍るのに対し
アルコールは凝固点が0℃より低いため、
一度溶けても再凍結することがないからです。
エタノールの凝固点は-144℃ですので
水で希釈したとしても50％の濃度で-38℃となります。
そのため、凍ったフロントガラスにかけても
氷はとけて再び凍ることがないので、
凍結したフロントガラスには効果的であると言えます。
車のフロントガラスの凍結はアルコールだったら何でもOK?注意することは?
フロントガラスの解氷に使用するアルコールは、
エタノールがおすすめです！
ですがここで一つ注意。
ドラッグストアで販売されているエタノールには、
消毒用の緑色のパッケージのものと
ＩＰという安価なものの２種類あります。
「ＩＰ」とはイソプロパノールのことで
エタノールにイソプロパノールが配合されているものになります。
消毒用のエタノールより安価なのですが、
イソプロパノールは脱脂作用が強く、
塗装を傷めてしまったり、ワイパーやタイヤなど
ゴム製品が劣化する可能性があります。
もしイソプロパノールを使用する場合には
必ずスプレーボトルに入れ、ピンポイントで使用してください。
ボディーの凍結部分には使用せず
ワイパーは上げて、ガラス部分のみにかけるようにしましょう。
もし、急な場合でエタノールなんてない！
という緊急時には、お酒でも効果はあるそうです。
お酒の場合も、使用するのはガラス部分のみです。
解氷後は落ち着いてからでも構いませんので、
フロントガラスの拭き上げをすることもおすすめします。
もう一つ注意してほしいのですが、
アルコールがなくどうしても急ぎで凍結をどうにかしたい！
というとき。
熱湯だけは絶対にかけないでください！
ガラスに熱湯をかけるとひび割れてしまう恐れがありますので、
もし、どうしても・・・！というときには、
熱湯ではなく、４０℃ほどのぬるま湯で対応してください＾＾
まとめ
朝の１分１秒はとても貴重ですが
急いでいるあまり間違った使い方をしてしまっては
せっかくの愛車もキズや劣化、塗装が傷んでしまった・・・
など悲しい結果にならないためにも
正しい使い方をおすすめします！
特に冬用ワイパーは安い買い物ではないので
アルコールが原因で劣化して買い替えなければ
ならなくなってしまっては大変です。
塗装が傷んでしまったら・・・
もっと痛い出費ですよね。
使い方さえ間違わなければ
急いでいる冬の朝にはとても便利なアイテムですので
正しい使い方で冬の朝を乗り切りましょう！！