結婚式に出席する予定でしたが、台風が接近中で交通機関に影響が出そう…
もしかしたら、会場までたどり着けないかもしれません。
まず、あなたは安全な場所にいますか?
台風で招待されていた結婚式を急遽欠席するのは「あり」です。
失礼ではありません。
なぜなら、新郎新婦にとって最高の記念日になるはずの日。
もしもあなたに何かあったら、悔やんでも悔やみきれません。
そうならないために、お祝いの気持ちを込めつつ、欠席の連絡をしましょう。
台風で結婚式に行けないかもしれないときに、欠席の連絡はどのようにすべきかとご祝儀のマナーについて、紹介します。
台風で結婚式をやむなく欠席…どうやって連絡すればいいの?
今日は、結婚式の当日ですか?
それとも前日でしょうか?
台風の影響で交通機関が止まることが決まっているなら、そのことをありのまま伝えましょう。
それでも先方は、来てほしいという気持ちが先走っているかもしれません。
「どうしても来てほしい」と頼みこまれることもあるでしょう。
ですが、交通機関が止まるのには、止まるだけの理由があります。
台風の接近によって、突風や土砂崩れが襲ってくるかもしれません。
河川が氾濫する可能性もあります。
危険があるから交通機関も止まるのです。
それなら自家用車やタクシーで一般道を走ればいい!?
もう一度言います。
台風の接近で、突風や土砂災害、河川の氾濫の危険があるのです。
その危険は、一般道でも同じですよ。
それでも来てほしいと言われたら?
交通機関が止まっていることやその危険性を、丁寧に説明してあげてください。
そして後日、改めてお祝いに行くと伝えましょう。
仕事の都合などでそれすら難しい場合は、お祝いの手紙を書きましょう。
メールでも構いませんが、形として残る方が記念になっていいと思います。
ここで、台風のときに無理をして出かけてはいけないという、一つの事例をお話ししたいと思います。
それは、ある夏休みの日のことです。
台風が接近して、交通機関が止まり、高速道路も通行止めになっていました。
それでも以前から計画して、とても楽しみにしていたのでしょう。
母親がお子さん二人を軽自動車に乗せて、USJへ出かけました。
どうしても行きたいとせがまれて、仕方なく向かったのだと思います。
高速は通れませんから、一般道を行きました。
そこで、土砂崩れが発生したのです。
車はその土砂に飲み込まれてしまったのです…
災害は、想定外に起こるもの。
とにかく無理はしないことです。
台風で結婚式に行けないときのご祝儀のマナーとは?
急遽、結婚式を欠席することになったあなた。
当日渡すつもりだったご祝儀は、どうすればいいでしょうか?
ご祝儀にはおめでとうの気持ちと、披露宴の費用負担をする意味があります。
ご招待を受けて、出席のお返事をしていたわけですから、お料理や引き出物などの準備はされているでしょう。
もし、結婚式そのものがキャンセルされたとしても、費用は全額支払われるのです。
ご祝儀は、渡す予定だった金額をそのまま現金書留で送るのが良いですよ。
現金封筒は、郵便局の窓口で「現金書留の封筒をください」と言えば買うことができます。
封筒の値段は21円です。
現金書留で送るメリットは、万が一紛失や盗難があった場合、一定の金額以内を補償してもらえることです。
それに、ご祝儀袋をそのまま入れることができるので、お祝いの気持ちが伝わります。
郵便ですから、手紙などメッセージを同封することもできます。
封筒に必要事項を記入し中身を入れたら、封をしてください。
現金書留の封筒は、中身を守るために特別な封の仕方をします。
封筒に説明が載っていますので、よく見て封をしてくださいね。
詳しくは、こちらを参照してください。
現金書留郵便の出し方
そして、現金書留は郵便局の窓口へ出してくださいね。
追跡用のバーコードが割り振られ配送履歴が残るので、確実に配達されます。
それに、普通郵便で現金を送ることは、郵便法で禁止されています。
だから、ポストには入れないでくださいね。
せっかくのお祝いですから、確実に届くようにしましょう。
新郎新婦が、末永くお幸せでありますように。
まとめ
台風の接近で急遽結婚式を欠席することは、マナー違反にはなりません。
何かあっては取り返しがつきませんから、決して無理はしないでください。
渡す予定だったご祝儀は、現金書留で郵送しましょう。
配達履歴が確認できて、確実に届きます。
会いに行くのは、後日改めて…。